水まわり・耐震補強リフォーム|浜松市中区 K様邸リフォームで安心・快適に・・・耐震リフォーム

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お客様のご要望

熊本地震の報道を受け、S56年以降に建てられた建物にも不安があると知り、弱い部分があれば補強したいとご相談いただきました。多少、間取りを犠牲にしても強度重視でOK。その他、浴室・1階トイレの改装・玄関手摺設置等を行い、安心と快適性を向上したいという御希望でした。(K様より)

ご提案内容

まずは精密耐震診断を行い、現状の耐震性を確認。非常にしっかりとした建物でありましたが、評点は0.57で「倒壊する危険が高い」という結果でした。
要因は、1階の東西方向の壁が重心(中心)より南側に少ない事でバランスが悪く、ねじれの力がかかってしまうという事で評点を落としていました。
そこで、最も力のかかる2階の最南端部の直下(東西方向)の壁補強を中心に、浴室も補強し1階の評点を1.02まで改善しました。また、雨水の浸入によって腐食していたトイレの壁部分も補修しました。その他に、隣接する玄関に手摺を設置するための壁下地補強をトイレ側から行い、トイレにも大型手摺を設置しました。浴室ユニットバスは断熱タイプで冬季の寒さ対策をおこない手摺も合わせて設置しました。
耐震性のみならず、生活面での安全性と安心感の向上にもつながる工事内容をご提案させて頂きました。工事後にはK様ご夫婦より満足しているというお声を頂きました。
施工内容 浴室・洗面所・トイレ改修工事
浴室・広縁・居間耐震補強工事
工事期間 3週間
使用商材 ユニットバス:TOTO サザナ他
築年数 25年
工事費用 約320万円

Before & After

強度と快適性を向上した浴室リフォームの完成。暖かくなったと本当に喜んで頂けました。
タイルのお風呂。冬季はかなり冷えるとの事でした。

施工中

浴室外壁側の垂れ壁、腰壁も補強。リフォームする際は前より強くが基本です。

タイル壁を解体する事で壁の強度は下がってしまいます。

強度が不足していたX方向(東西方向)の壁を合板補強しました。

柱の腐食や蟻害がないことを確認し、金物を設置。土台と柱の脚は重要です。

柱頭と梁の接合部も金物で緊結。写真の金物は1.5トンの引き抜き耐力があります。

合板補強をする箇所の下地(縦桟・横桟)の設置。使う釘と間隔が重要です。

窓の上の壁と、下の壁すべてに下地材を設置しました。

合板の強度は釘と間隔で決まります。打ち込み過ぎ(パンチング)もチェックします。

壁の少ない南側が弱点でしたので居間の部分に柱を増やして耐力壁を増設しました。

居間・広縁2箇所には工法認定の耐震ボード壁で補強。筋違いより強度が高いボードです。

Before

【耐震診断】天井裏に上がって構造を入念に確認。図面と違う箇所が結構あります。

【耐震診断】床下からも構造や蟻害等の有無をくまなく確認。事前情報が工事にとって重要です。

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