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ランドリールームのメリット・デメリットとは？費用相場やリフォーム時のポイント

2025.3.10
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「天気や季節を気にせず洗濯物を干したい」「家事の手間を減らしたい」という方は、ランドリールームをリフォームで設置しませんか。

ランドリールームがあることで、雨の日や花粉の多い日でも洗濯物を干せます。洗濯動線の短縮もできるため、毎日の家事の負担をぐっと減らせるでしょう。

この記事ではランドリールームのメリット・デメリットや費用相場、リフォーム時のポイントについて解説していきます。

マンションでランドリールームを設ける場合の注意点や、ランドリールームのリフォーム事例もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ランドリールームとは

ランドリールームとは洗濯物を干したりアイロンをかけたりなど、洗濯に関する家事を行うためのスペースのことです。洗濯室や家事室などともいいます。

時間や天候を気にせず洗濯ができるスペースのため、日中は忙しくて時間のない方や洗濯物の多い家庭などから、人気の高い間取りです。

ランドリールームのメリット

ランドリールームをリフォームで設置することで、次のメリットを得られます。

天気や季節に左右されず洗濯物を干せる

ランドリールームがあることで、雨の日でも洗濯物を干せます。リビングや個室に室内干しをせずに済むため、部屋の見た目もすっきりするでしょう。

また、ランドリールームがあれば花粉や黄砂などが気になる時期でも、洗濯物を干すことが可能です。

アレルギーのリスクが減らせるため、家族の健康維持にもつながります。

プライバシーの保護ができる

外に洗濯物を干すと、下着や家族の衣類が外部から見えてしまうことがあります。しかしランドリールームではその心配はありません。

住宅が密集しているエリアや通行人の視線が気になる通りに住んでいる方にとって、ランドリールームは重宝するでしょう。

家事の時短ができる

ランドリールームに洗濯機を設置することで、重い洗濯物を持ってベランダや洗濯物干しスペースに移動する手間を省けます。さらに収納スペースやアイロンがけスペースなども設けられている場合は、家事のより大幅な効率化が可能です。

家事の時短が実現することで、プライベートや家族との団らんの時間を増やせるのではないでしょうか。

室内干しのニオイが気にならない

ランドリールームがなくても、部屋に洗濯物を干すことは可能です。しかしその場合、室内に洗濯物のニオイが充満します。

通気性や湿気対策がしっかりと考慮されているランドリールームであれば、室内干しをしても洗濯物のニオイがその他の空間に広がる心配はありません。

洗濯物が発するニオイだけでなく、料理や玄関のニオイなどが洗濯物につく心配もないため、衣類の快適性や清潔性も保てます。

ランドリールームのデメリット

ランドリールームにはデメリットもあります。デメリットの内容も、確認しておきましょう。

その他の空間が狭くなることもある

ランドリールームを設置することで、住宅内の他のスペースが狭くなる可能性があります。リビングや収納スペースなどが狭くなることで、暮らしの快適性が損なわれるかもしれません。

家全体のレイアウトや使い勝手を考慮しながら、ランドリールームの広さ・設置位置などを選択する必要があります。

掃除の手間が増える

洗濯物を干す空間であるランドリールームは、湿気やホコリがたまりやすい場所です。そのため快適性を維持するためには、掃除が欠かせません。

ランドリールームをつくる際は、なるべく掃除の負担を減らすレイアウトや工夫を設けることが大切です。

使用頻度が少ない可能性もある

ランドリールームは便利な設備ですが、設置するアイテムや設置場所、他の家事との動線を考慮せずつくると、使い勝手の悪さを感じて使用頻度が少なくなる可能性もあります。

また室内干しで洗濯物を乾かすことに抵抗がある方が家族にいる場合、ランドリールームを設置してもほとんど使わないかもしれません。

ランドリールームをリフォームでつくる前に、使用目的や他の空間との動線、想定される使用頻度などをよく考えた上で、必要性を見極めることが大切です。

ランドリールームのリフォーム費用相場

ランドリールームをリフォームで新設する際の費用相場は、50万円〜150万円程度です。ランドリールームの広さや設置する設備のグレードなどによって、金額は異なります。

また、配管工事や間取り変更などが生じると、金額はさらに高額になります。

お金をかけて設置したランドリールームに後悔が残らないように、予算と求める機能性などのバランスを考慮しながら、リフォームを計画しましょう。

ランドリールームをリフォームで増設する際のポイント

ランドリールームをリフォームでつくる際は、次のポイントに注意しましょう。

使用目的を明確にする

ランドリールームをリフォームでつくる際は、ランドリールームをどのように使用するのか、その目的を明確にすることが大切です。

洗濯物を干すだけなのか、アイロンがけや洗濯物の整理まで含めた多機能スペースとするのかによって、必要な広さや設備が異なります。

ライフスタイルや家の間取りに合った用途をしっかりと見定めた上で、リフォームを進めましょう。

洗濯物に合った広さを確保する

洗濯物の量や家族構成に合った広さを確保することも、ランドリールームをリフォームでつくる際に大切なポイントです。

毎日の洗濯物が多い家庭の場合、狭いランドリースペースでは空間が洗濯物でいっぱいになってしまい、十分に乾かすことができないかもしれません。一方で少人数の家庭で広いランドリールームを設けた結果、掃除の手間が増えたり無駄な物が増えてしまったりするケースも考えられます。

他の部屋とのバランスや家全体の動線にも配慮して、無理なく使える広さを計画しましょう。

通気性・採光性を良くする

ランドリールームは湿気が溜まりやすい場所のため、通気性を確保することが大切です。

換気扇や窓を設置して風が通るようにすることで湿気が溜まるのを防ぎ、カビの抑制や生乾きのニオイ対策ができます。

また、採光性の有無もランドリールームづくりではポイントとなる部分です。光が少ない薄暗い空間では居心地の悪さを感じ、ランドリールームの使用頻度に影響を与える可能性があります。手元がよく見えないことで、作業効率も落ちてしまうかもしれません。

通気性と採光性を考慮してランドリールームをつくることで、快適で使いやすい空間になるでしょう。

その他の家事動線との効率性を考慮する

ランドリールームをリフォームで設置する際には、他の家事動線との効率性も考慮する必要があります。

たとえばランドリールームの段差や隙間をなくすことで、掃除がしやすくなります。キッチンの近くにランドリールームを設ければ、料理の合間に洗濯を行うことも可能です。

他の家事動線と繋がる場所にランドリールームの位置を設計することで、家事の負担をより軽減できるでしょう。

マンションでランドリールームを作る際のポイント

マンションには専用部分と共用部分があり、リフォームは基本的に室内の専有部分にしか行えません。マンションの管理規約にリフォームの制約について詳しく記載されているので、事前に確認しておきましょう。

また、ランドリールームのリフォームでは給排水管の工事が必要になるケースもあります。給排水管にも専用部分と共用部分があるため、こちらも事前に確認をしておくことが大切です。

さらにマンションの構造上、室内であっても壁や扉の設置・撤去ができないケースもあります。ランドリールームの設置に伴い、間取り変更が生じる場合は注意が必要です。

ランドリールームをリフォームでつくった事例｜浜松市 T様邸

最後にランドリールームをリフォームで実現した事例をご紹介します。
Before
 
After
 
施工内容 ・ハンガーパイプ設置工事
工事期間 1日（約1時間）
使用商材 ・南海プライウッド：パイプセットC（丸型）
築年数 11年
工事費用 約2.5万円（壁に下地が無い場合は別途費用必要）

 

こちらは洗面所にハンガーパイプを設置し、ランドリールームをつくった事例です。洗濯物の乾きやすさや照明の交換のしやすさなども考慮して、ハンガーパイプの位置をずらして設置しています。

ハンガーパイプを取り付けるには壁に下地が入っていることが条件ですが、こちらの住まいは下地が確認できたため、追加の工事の必要はありませんでした。

費用を抑えてランドリールームをつくることができ、T様もご満足いただけた様子でした。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

ランドリールームがあることで、天候に左右されずに洗濯物を干せたり家事の効率化を実現できたりします。メリットが多い一方でスペースの確保や掃除の手間といったデメリットも生じるため、ランドリールームをリフォームでつくる際は家全体の間取りや、その他の家事動線なども考慮することが大切です。

記事内でも紹介した費用相場やランドリールームをつくる際のポイントなども参考にして、快適なランドリールームづくりを実現してください。
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