日差し対策や雨除けとして役立つオーニングですが「取り付けには、どのくらいの費用がかかるの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか？

この記事では、オーニングの取り付け費用やオーニングの種類などを詳しく解説します。オーニング取り付けのメリットやデメリットもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

オーニング本体の価格は、種類や機能、サイズ、素材によって異なります。

手動式のオーニングは約2万円〜15万円、電動式のオーニングは約15万円〜25万円が一般的です。土台となる支柱やフレームから設置する独立タイプは、比較的製品価格が高く、20万円〜40万円が目安です。

また、サイズが大きいものや、特別な素材を使用した製品は、さらに高額になることがあります。

オーニングの取り付けには、リフォーム会社による施工が必要です。

施工費用は、オーニングの種類や設置場所の条件によって異なりますが、約3万円〜10万円が相場です。ただし、大型のフレームの設置が必要となる独立タイプや、大がかりな設置工事が必要になるオーニングの場合、25万円〜80万円程度の費用がかかることもあります​。

オーニングには、主に「壁付けタイプ」「独立タイプ」の2種類があります。オーニングの取り付け費用は、選択するオーニングの種類によって大きく異なります。

そのため、取り付けを検討する際には、各オーニングの特徴を理解しておくことが重要です。ここからは、オーニングの種類と特徴を詳しく解説します。

壁付けタイプは、建物の外壁に直接取り付けるオーニングです。

外壁にブラケットを設置してから、そのブラケットにオーニングを固定するため、設置が比較的簡単でコストを抑えやすいのが特徴です。壁付けタイプは、テラスや窓の上部に設置されることが多く、日差しや雨を効果的に遮ることができます。

壁付けタイプはシンプルな構造ですが、取り付け場所の条件が整っていれば安定して固定できます。しかし、壁や柱の状態に不備があると、耐久性に問題が生じることもあるため注意が必要です。

また、設置位置によっては、開閉時に外壁に負担がかかることがあるため、リフォーム会社と相談しながら、耐久性のある壁面に取り付けるようにしましょう。

独立タイプは、専用の支柱とフレームを設置し、フレームにオーニングを取り付けるタイプです。設置場所の自由度が高く、庭や広いテラス、プールサイドなど、さまざまな場所に取り付けることができます。大型のオーニングも設置できるため、広範囲の日陰を作り出すことができるのも特徴です。

また、独立タイプは、外壁を傷つけないため「外壁に穴を開けたくない」という方にもおすすめです。

ただし、支柱やフレームを設置するための工事が必要であり、設置費用が高くなる傾向があります。また、台風などの強風が予想される地域では、支柱を立てる場所に対する基礎工事が必要になることもあります。

リフォームでのオーニングの取り付けには、さまざまなメリットがあり、暮らしがより快適になるでしょう。オーニングは単に日除けとして機能するだけでなく、住宅の外観をスタイリッシュに保ちながら、機能性を大幅に向上させる役割を果たします。

ここからは、オーニングを取り付けるメリットについて詳しくご紹介します。

オーニングの最も大きなメリットは「日差し対策」です。

とくに、夏場の強い日差しを効果的に遮ることで、室内の温度上昇を抑え、冷房の効率を高めることができます。これにより、エアコンの使用頻度や稼働時間を減らすことができ、光熱費の削減も期待できるでしょう。

また、日光による家具や床材の色褪せを防ぐこともできるため、住まいの美観を保つ役割も果たしてくれます。

オーニングには、雨の吹き込みを防ぐ雨除けの役割もあります。オーニングをテラスやバルコニーに設置することで、突然の雨にも対応でき、屋外に置いた家具や植物を守ることが可能です。

また、窓の上に設置することで、窓を開けたままでも雨が室内に入り込むことを防げます。天候が悪い日でも換気ができ、室内を快適に保つことができるでしょう。

オーニングは、プライバシー対策としても役立ちます。

窓やテラスにオーニングを設置することで、外部からの視線を遮ることができ、プライベートな空間を確保することが可能です。とくに、近隣の建物や道路に面している窓やテラスには、オーニングの設置がおすすめです。

オーニングを設置することで、テラスやバルコニーが日差しや雨を遮る快適な空間になります。これにより、夏の日差しが強い日でも涼しく過ごせるため、ちょっとした食事や読書などを楽しむ場所として活用できます。

また、オーニングを設置した場所は、ガーデニングや子どもの遊び場としても最適です。このように、オーニングがあることで、季節を問わず屋外スペースを有効に使えるようになるでしょう。

オーニングには、暮らしを快適にしてくれる多くのメリットがありますが、リフォームで取り付ける際は、事前に理解しておくべきデメリットもあります。

ここからは、オーニング取り付けのデメリットとその対策方法を紹介します。

強風や台風の際は、屋外にあるオーニングは破損のリスクがあり、また破損したオーニングによって外壁がダメージを受ける可能性もあります。また、強風による飛来物がオーニングに衝突するリスクもあります。

台風などの強風が予想される場合には、オーニングを事前に巻き上げて収納することが欠かせません。また、定期的にオーニングの固定状態を点検し、必要に応じて補強を行うことで、こうしたリスクを軽減できるでしょう。​

オーニングの設置角度やサイズによっては、室内の視界が遮られることがあります。なかでも、低い位置に設置されたオーニングや、深い角度で設置されたオーニングの場合、室内から外の景色が見えにくくなり、閉塞感を感じることがあるかもしれません。

オーニングを設置する際には、視界や採光を確保できる角度と高さを慎重に選ぶことが大切です。リフォーム会社と相談し、オーニングの角度や高さを調整することで、解放感を損なわずに日差しや雨を遮ることができるようになるでしょう。

屋外に設置されたオーニングは、日光や雨、風などの影響を直接受けます。そのため、オーニングの布部分や機械部品が劣化しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、オーニングの寿命が短くなり、修理や交換が必要になる場合があるため注意しましょう。

日ごろのメンテナンスでは、オーニングの布部分やフレームの状態をチェックし、汚れや劣化がないかを確認します。メンテナンスの際に、異常や不具合を見つけたら、早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。​

壁付けオーニングの場合は、DIYでも取り付け可能な製品もありますが、素人が取り付けを行うと多くのリスクが伴います。

たとえば、ブラケットの取り付け位置がわずかにズレたり固定が不十分だったりすると、強風や雨に耐えられず、オーニングが破損する恐れがあります。また、外壁や柱を傷つけてしまうリスクも高いでしょう。

DIYとはいえ、オーニングの設置には適切な工具や高い技術が求められ、設置に失敗するとその後の修理やメンテナンス費用がかさむ可能性もあります。

そのため、オーニングの取り付けは専門のリフォーム会社に依頼することをおすすめします。プロに依頼することで、オーニングの機能を最大限に引き出し、長期間安心して使用することができるでしょう。

オーニングは、建物の外側に取り付けられる日除けや雨除けのための装置であり、暮らしを快適にしてくれるさまざまなメリットがあります。

オーニングの取り付け費用は、総額で5万円〜120万円前後と幅が広く、選ぶ製品によって大きく異なるため、事前にオーニングの種類と特徴を理解しておくことが大切です。また、オーニングの設置は、DIYではなく、専門のリフォーム会社に依頼することをおすすめします。

ぜひこの記事を参考に、お住まいにぴったりのオーニングを取り付けて、より快適なマイホームを手に入れてみてください。

静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。

■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/

■お客様の声を見る
https://www.entetsureform.com/voice/