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台風対策になる窓のリフォーム内容と費用相場!台風接近時にしておくべきこと

台風は家や人々に多くの被害をもたらします。特に窓の破損は、台風時に発生しやすい被害の1つです。強風で飛んできた物が窓を破り、思わぬケガにつながることも考えられます。

さまざまなリスクのある台風から家族や家を守るためには、窓のリフォームが効果的です。

この記事では、台風対策として有効な窓リフォームの内容と費用相場、そして台風接近時に行うべき窓周りの準備や、万が一窓が割れた際の対処方法について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【台風対策】窓のリフォーム内容と費用相場

台風などで強風が発生すると「窓ガラスが割れてしまうのでは」と不安になる方も多いと思います。

台風が来ても安心して過ごすために、窓のリフォームを検討してみましょう。ここでは台風対策として有効な、窓のリフォーム内容と費用相場をご紹介します。

シャッター・雨戸の設置

・費用相場:【手動式】約10万円〜25万円/【電動式】約20万円〜50万円

シャッターや雨戸などを設置することで、窓ガラスに飛来物がぶつかり、割れるのを防げます。また、シャッターや雨戸は防音効果も期待できます。

激しい雨音や風の音が気にならなくなれば、台風時も安心して家の中で過ごせるでしょう。

2階の窓にシャッターや雨戸を取り付ける場合は、足場が必要です。足場代の費用相場は、約15万円〜20万円ほどです。

台風に強い窓ガラスへのリフォーム

衝撃に強い合わせガラスや強化ガラスにリフォームするのも、台風の対策として有効です。

 

合わせガラス

・費用相場:約5万円〜8万円/枚

合わせガラスとは、2枚のガラスの間に1.5mm以上の厚さの樹脂でできた、中間膜を挟んだガラスのことをいいます。車のフロントガラスにも採用されており、貫通性能と飛散防止性能の高さが特徴です。

ペアガラス(複層ガラス)とよく似た見た目をしていますが、合わせガラスは安全性に特化したガラスです。一方でペアガラスは住まいの断熱性能を高めることを目的としたガラスであり、中間層には樹脂ではなく空気の層が含まれています。

このように、合わせガラスとペアガラスは見た目が似ていても構造や使用目的などが大きく異なります。台風対策としての窓リフォームには、ペアガラスではなく合わせガラスを選んだほうが安心です。また、ガラスが割れにくくなるため、防犯対策としての効果もあります。

 

強化ガラス

・費用相場:約6万円〜8万円/枚

強化ガラスは通常のガラスに熱処理を加えたガラスのことです。熱処理後に急激に冷却することでガラスの強度が増し、通常のガラスの約3〜5倍の耐風圧性能を発揮します。

また、強化ガラスは万が一割れた際も粉々に砕けるため、尖ったガラス片で怪我をする心配が少ない点もメリットです。

内窓の設置

・費用相場:約8万円〜15万円/か所

マンションでは、窓のリフォームは管理規約で禁止されていることが多いですが、内窓の設置であれば専有部分のリフォームとして許可される場合もあります。

内窓を設置することで、万が一外側の窓ガラスが割れた際も、ガラス片が部屋に飛び散るリスクを減らせます。合わせガラスや強化ガラスを使用した内窓なら、より高い安全性を確保できるでしょう。

また、内窓は家の断熱性や防音性の向上にも役立ちます。設置することで日常生活がより快適になるでしょう。

外れ止めのある網戸へのリフォーム

・費用相場:約8,000円〜3万円/枚

一般的な網戸には「外れ止め」という装置が取り付けられており、これがあることで、台風で網戸が飛ばされるのを防げます。

しかし古い網戸は外れ止めが壊れていたり、劣化していたりすることも。万が一網戸が飛ばされると、通行人や近隣の住宅に被害を与える可能性があるため、古い網戸が設置されている場合は、台風前に網戸交換の検討をおすすめします。

窓に台風対策が必要な理由

窓のリフォームは、台風による被害を防ぐための重要な対策です。

強風で飛来物が窓ガラスを割ると、室内にいる人がガラス片でケガをする可能性があります。また、飛来物そのものがぶつかり、ケガをすることもあるかもしれません。

さらにガラスが割れて雨風が室内に侵入すれば、家の構造や家財にも深刻な被害が及びます。強風が入り込み、室内の気圧が上昇すれば、屋根が吹き飛ばされるリスクもゼロではありません。

窓の強度を高めるリフォームは、これらの被害から家族と住まいを守るために、欠かせない対策です。

DIYの窓対策だけでは危険!

台風対策として、窓に段ボールや緩衝材、養生テープなどを貼る方法もあります。これらの対策方法は手軽にできますが、割れたガラスが室内に広がるのを防ぐための応急処置であり、ガラスそのものの破損を防ぐ効果は期待できません。

また、強風による飛来物が勢いよく窓ガラスにぶつかった場合、段ボールや緩衝材、養生テープによる補強だけでは、室内にいる人がケガをしてしまう可能性もあります。

台風から家族や住まいをしっかり守るためにも、DIYの応急処置だけではなく、窓リフォームを検討することが大切です。

台風接近時にしておくべき窓まわりのこと

台風が接近した際には、家の窓まわりにしっかりと対策を講じましょう。

強風や飛来物によるガラスの破損を防ぐためのリフォームのほかに、窓周りで備えておくべき内容を解説します。

窓まわりの安全確保

強度の高い窓であっても、飛来物によって割れるケースもあります。万が一に備えて、窓周りの安全性を確保しておきましょう。

たとえば、ソファーやテーブル、ベッドなどは窓から離しておくと安心です。人が窓周りに集まらないようにすることで、飛来物やガラス破片などによるケガを防止できます。

そのほかにも、壊れたら困る家電や家具なども窓周りに置かない方が良いでしょう。窓の近くに割れたガラスを片付けるための掃除道具を置いておくことも、窓周りの安全性を高める備えとして有効です。

窓やドアはなるべく開閉しない

風が強くなってきたら、窓やドアはなるべく開けないようにしましょう。風圧によってしまらなくなる可能性があります。

とくにドアは開いた拍子に強風にあおられて外れてしまうこともあるため、注意が必要です。

開口部はロックをする

台風接近時は開口部に鍵をかけておきましょう。施錠しておくことで、強風によってドアや窓が外れたり、落下したりするのを防げます。

二重ロックだったり補助鍵がついていたりする窓・ドアの場合は、これらの施錠も全て閉めておくと、安全性をより高めることができます。

窓まわりの水漏れ対策リフォームをしておく

台風時に、窓まわりに雨漏りが生じてしまうケースもあります。これは、窓まわりの歪みや外壁の劣化などが原因です。

こうした雨漏り被害を防ぐためにも、窓まわりや外壁の状態を確認し、事前にリフォームなどで対応しておくことが大切です。

台風で窓が割れてしまった場合の対処方法

台風で窓ガラスが割れた場合、まずは自分と家族の安全を確保することが大切です。とくに小さなお子さんがいる家庭では、子どもが割れたガラス片に近づかないように注意しましょう。

割れたガラスは、ほうきとちりとりで取り除き、新聞紙に包んで指定日にゴミとして出します。見えにくいガラス破片が床に残っている可能性があるため、掃除機や濡れ雑巾なども使用し、取り残しがないようにしましょう。

ガラスの片付けができたら、窓の応急処置をします。割れた部分を段ボールや板で塞ぎ、養生テープや布テープで固定しましょう。ひびが入っている部分も、同じテープで補強します。紙のガムテープは水に弱いため、使用は避けたほうが無難です。

その後、すぐにリフォーム会社に連絡をし、窓の修理を依頼しましょう。

台風による窓の破損は保険が適用される可能性もある

台風で窓ガラスが割れてしまった場合、火災保険が適用される可能性があります。

保険が適用されれば、窓のリフォーム費用の負担を軽減できるだけでなく、場合によっては自己負担なしで修理が可能です。

また、割れた窓から吹き込んだ風雨が家財や内装に損害を与えた場合も、修理費用を保険で補えることがあります。

契約している保険の内容を確認し、台風による損害が補償範囲に含まれるか確認しておきましょう。

まとめ

窓のリフォームをすることで、台風によって窓ガラスが割れるリスクを軽減できます。飛来物によるケガや家財の損傷なども防止できるため、台風前の備えとして窓リフォームを検討してみましょう。

また、窓リフォームに加え、台風前は窓周りの備えをしておくことで、より安全性を高めることができます。

ぜひご紹介した内容を参考にして、台風から家族や家を守るための窓リフォームや対策を、講じてみてください。
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