リフォーム研究室
介護が必要な方にとって、トイレの使い勝手の良さは非常に重要です。不安やストレスなくトイレを使用できることで、自立生活の実現に近づけます。
トイレの利便性を向上するために、トイレの介護リフォームを検討してみましょう。
この記事では、トイレの介護リフォームの内容と費用相場をご紹介します。トイレの介護リフォームで活用できる補助金制度も解説するので、ぜひ参考にしてください。
トイレの利便性を向上するために、トイレの介護リフォームを検討してみましょう。
この記事では、トイレの介護リフォームの内容と費用相場をご紹介します。トイレの介護リフォームで活用できる補助金制度も解説するので、ぜひ参考にしてください。
トイレの介護リフォームの内容と費用相場
トイレの介護リフォームとは、次の内容のリフォームのことを指します。
・和式トイレを洋式トイレにリフォーム
・手すりの設置
・段差の解消
・介護スペースの確保
・滑りにくい床材にリフォーム
・扉を引き戸にリフォーム
・呼び出しボタンの設置
・洗面スペースの設置
それぞれの詳細とリフォーム費用の相場を見ていきましょう。
・和式トイレを洋式トイレにリフォーム
・手すりの設置
・段差の解消
・介護スペースの確保
・滑りにくい床材にリフォーム
・扉を引き戸にリフォーム
・呼び出しボタンの設置
・洗面スペースの設置
それぞれの詳細とリフォーム費用の相場を見ていきましょう。
和式トイレを洋式トイレにリフォーム
【費用相場】60万円〜150万円前後
和式トイレはしゃがんだ姿勢で用を足すため、足腰に大きな負荷がかかります。トイレを使用中にバランスを崩し、怪我をする恐れがあります。
洋式タイプのトイレにリフォームすることで、トイレを安全に使用できます。また、お掃除機能がついた温水洗浄便座(TOTOのウォシュレットや、LIXILのシャワートイレなど)を設置すれば、トイレを使用する際の負担だけでなく、掃除の手間も軽減できるでしょう。
和式トイレはしゃがんだ姿勢で用を足すため、足腰に大きな負荷がかかります。トイレを使用中にバランスを崩し、怪我をする恐れがあります。
洋式タイプのトイレにリフォームすることで、トイレを安全に使用できます。また、お掃除機能がついた温水洗浄便座(TOTOのウォシュレットや、LIXILのシャワートイレなど)を設置すれば、トイレを使用する際の負担だけでなく、掃除の手間も軽減できるでしょう。
手すりの設置
【費用相場】5万円〜10万円前後
手すりがあることで、トイレ内での動作が安定します。
縦型の手すりは立ったり座ったりする際の負担を軽くします。横型の手すりは、つたい歩きの動作をサポートするのに役立ちます。
また、手すりを設置する位置や掴みやすさなども重要です。手すりを使用する人の体の状態に合わせて、手すりの設置場所や形状などを選びましょう。
手すりがあることで、トイレ内での動作が安定します。
縦型の手すりは立ったり座ったりする際の負担を軽くします。横型の手すりは、つたい歩きの動作をサポートするのに役立ちます。
また、手すりを設置する位置や掴みやすさなども重要です。手すりを使用する人の体の状態に合わせて、手すりの設置場所や形状などを選びましょう。
段差の解消
【費用相場】2,000円〜10万円前後
トイレの出入り口に段差があると、トイレを利用する際に転倒する危険性が高くなります。また車椅子の出入りも困難になり、介護者の負担も増えます。
段差を解消することでこれらのリスクを軽減でき、自立した生活がしやすくなるでしょう。
トイレの出入り口に段差があると、トイレを利用する際に転倒する危険性が高くなります。また車椅子の出入りも困難になり、介護者の負担も増えます。
段差を解消することでこれらのリスクを軽減でき、自立した生活がしやすくなるでしょう。
介護スペースの確保
【費用相場】10万円〜50万円前後
トイレに介護スペースを設けることで、介護者によるトイレのサポートが容易になります。また、杖や車椅子を使用する方がトイレを使う際、便器への移動もスムーズになります。
トイレの広さを拡張するリフォームは、ドアと便器の位置やそれぞれの距離などを考慮した上で、増設するスペースを計算することが大切です。
トイレに介護スペースを設けることで、介護者によるトイレのサポートが容易になります。また、杖や車椅子を使用する方がトイレを使う際、便器への移動もスムーズになります。
トイレの広さを拡張するリフォームは、ドアと便器の位置やそれぞれの距離などを考慮した上で、増設するスペースを計算することが大切です。
滑りにくい床材にリフォーム
【費用相場】4万円〜10万円前後
トイレを利用する際、床が濡れていると滑って転んでしまうことがあります。
滑りにくい床材にリフォームすることで、トイレ内で発生する転倒リスクを低減できます。また、クッションフロアなどの柔らかい床材は、転んだ際の衝撃を少なくする効果があります。
トイレを利用する際、床が濡れていると滑って転んでしまうことがあります。
滑りにくい床材にリフォームすることで、トイレ内で発生する転倒リスクを低減できます。また、クッションフロアなどの柔らかい床材は、転んだ際の衝撃を少なくする効果があります。
扉を引き戸にリフォーム
【費用相場】10万円〜30万円前後
車椅子や杖を使う人にとって、開戸は使いにくく、開け閉めの際に転倒したりぶつかったりする可能性があります。
引き戸にすることでこれらによって発生するケガを防ぐことができます。また、引き戸は開閉にスペースを取りません。狭いトイレで車椅子や杖を使用する際も、移動がしやすくなります。
車椅子や杖を使う人にとって、開戸は使いにくく、開け閉めの際に転倒したりぶつかったりする可能性があります。
引き戸にすることでこれらによって発生するケガを防ぐことができます。また、引き戸は開閉にスペースを取りません。狭いトイレで車椅子や杖を使用する際も、移動がしやすくなります。
呼び出しボタンの設置
【費用相場】2万円〜30万円
呼び出しボタンをトイレに設置することで、トイレの使用中にトラブルがあった際、すぐに家族や介護者に知らせられます。緊急時の対応が速くなるため、安全性の向上が叶います。
また、何かあったときにすぐに知らせることができる安心感によって、トイレを利用する際の心理的な負担も軽減が可能です。呼び出しボタンがあることで、介護が必要な方の自立した生活への支援が実現します。
呼び出しボタンをトイレに設置することで、トイレの使用中にトラブルがあった際、すぐに家族や介護者に知らせられます。緊急時の対応が速くなるため、安全性の向上が叶います。
また、何かあったときにすぐに知らせることができる安心感によって、トイレを利用する際の心理的な負担も軽減が可能です。呼び出しボタンがあることで、介護が必要な方の自立した生活への支援が実現します。
洗面スペースの設置
【費用相場】10万円〜50万円前後
車椅子や杖を使用する方にとって、トイレから洗面所までの移動は大きな負担です。トイレ内に洗面スペースを設けることで、洗面所へ移動しなくてもトイレの後に、その場で手洗いができます。
また、洗面スペースをトイレ内に設置することで、トイレ後の手洗いの習慣を身につけやすくなります。
車椅子や杖を使用する方にとって、トイレから洗面所までの移動は大きな負担です。トイレ内に洗面スペースを設けることで、洗面所へ移動しなくてもトイレの後に、その場で手洗いができます。
また、洗面スペースをトイレ内に設置することで、トイレ後の手洗いの習慣を身につけやすくなります。
トイレの介護リフォームで申請できる補助金制度
トイレの介護リフォームで申請できる補助金制度は、以下の通りです。
・介護保険
・各自治体の住宅改修制度
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・子育てエコホーム支援事業
それぞれの内容を、ご紹介します。
・介護保険
・各自治体の住宅改修制度
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・子育てエコホーム支援事業
それぞれの内容を、ご紹介します。
介護保険
介護保険は、要支援1〜2、もしくは要介護1〜5に該当する方に支給されます。
手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材へのリフォームなど、介護に関わるリフォームの多くが支給対象になるため、トイレの介護リフォームを検討している方は申請しましょう。
申請の条件は、リフォームを行う方が上述の要支援・要介護認定を受けていることと、リフォームする住まいに居住していることです。
申請者が入院をしていたり福祉施設に入居していたりする場合、介護保険は申請できないため注意しましょう。
支給の上限額は20万円で、リフォーム費用の7〜9割が支給されます。
介護保険制度の概要 |厚生労働省
手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材へのリフォームなど、介護に関わるリフォームの多くが支給対象になるため、トイレの介護リフォームを検討している方は申請しましょう。
申請の条件は、リフォームを行う方が上述の要支援・要介護認定を受けていることと、リフォームする住まいに居住していることです。
申請者が入院をしていたり福祉施設に入居していたりする場合、介護保険は申請できないため注意しましょう。
支給の上限額は20万円で、リフォーム費用の7〜9割が支給されます。
介護保険制度の概要 |厚生労働省
各自治体の住宅改修制度
自治体によっては、独自の住宅改修制度を設けています。高齢者や介護が必要な方向けへの補助金制度が用意されていることもあるため、介護リフォームを検討する方は、ケアマネージャーや自治体の窓口に問い合わせてみてください。
各自治体の住宅改修制度は、国が提供する補助金制度と併用が可能であることが多いため、リフォーム費用を抑えたい方は、ぜひ活用しましょう。
各自治体の住宅改修制度は、国が提供する補助金制度と併用が可能であることが多いため、リフォーム費用を抑えたい方は、ぜひ活用しましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、トイレの介護リフォームだけでは申請ができません。トイレの介護リフォームと合わせて、断熱改修工事や耐震改修工事などを行う場合に適用されます。
手すりの設置やトイレの増設などと一緒に、家の性能を向上させるリフォームを行う予定の方は、申請を検討してみてください。
長期優良住宅化リフォーム推進事業の最大支給額は、210万円/戸です。また、こちらの補助金制度を申請する場合、事前にインスペクションの実施が必要になります。
令和6年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業
手すりの設置やトイレの増設などと一緒に、家の性能を向上させるリフォームを行う予定の方は、申請を検討してみてください。
長期優良住宅化リフォーム推進事業の最大支給額は、210万円/戸です。また、こちらの補助金制度を申請する場合、事前にインスペクションの実施が必要になります。
令和6年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、子育て世帯や若い夫婦世帯を支援する補助金制度です。リフォームの場合は、これらの世帯にあてはまらない場合でも、申請できます。
子育てエコホーム支援事業の申請には、「断熱改修」か「エコ住宅設備の設置」のどちらかのリフォームが必須事項です。節水型トイレがエコ住宅設備にあてはまるため、トイレ介護リフォームに合わせて、トイレの交換を考えている方は、子育てエコホーム支援事業の申請を検討してみましょう。
また、バリアフリー改修が同補助金制度の任意のリフォームにあてはまります。バリアフリー改修には、手すりを設置するリフォームや段差を解消するリフォームなどが含まれます。
子育てエコホームの支給金額は、最大60万円/戸です。
子育てエコホーム
子育てエコホーム支援事業の申請には、「断熱改修」か「エコ住宅設備の設置」のどちらかのリフォームが必須事項です。節水型トイレがエコ住宅設備にあてはまるため、トイレ介護リフォームに合わせて、トイレの交換を考えている方は、子育てエコホーム支援事業の申請を検討してみましょう。
また、バリアフリー改修が同補助金制度の任意のリフォームにあてはまります。バリアフリー改修には、手すりを設置するリフォームや段差を解消するリフォームなどが含まれます。
子育てエコホームの支給金額は、最大60万円/戸です。
子育てエコホーム
トイレの介護リフォームの注意点
安全で快適に使用できるトイレにリフォームするにあたって、注意点があります。
注意点の内容を見ていきましょう。
注意点の内容を見ていきましょう。
手すりの取付位置
トイレの介護リフォームで手すりを取り付ける場合、設置位置に注意が必要です。
使用する人に合わせて、手すりの位置や高さを調整することで、トイレの際にしっかり体を支えられます。動作が安定するため、介護者のサポートもラクになるでしょう。
一方で、実際の使用感を想定しないで手すりを取り付けると、かえって体に負荷がかかり、転倒のリスクが増す可能性も考えられます。
トイレに手すりを設置する際は、手すりを使用する本人も同席した上で、取り付け場所や高さなどを選ぶことが大切です。
使用する人に合わせて、手すりの位置や高さを調整することで、トイレの際にしっかり体を支えられます。動作が安定するため、介護者のサポートもラクになるでしょう。
一方で、実際の使用感を想定しないで手すりを取り付けると、かえって体に負荷がかかり、転倒のリスクが増す可能性も考えられます。
トイレに手すりを設置する際は、手すりを使用する本人も同席した上で、取り付け場所や高さなどを選ぶことが大切です。
工事中はトイレを使用できない
トイレの介護リフォームの内容によっては、数日間トイレが使用できないこともあります。
その場合リフォーム会社が仮設トイレを設置します。仮設トイレは有料のため、設置や撤去などに伴う作業費用やレンタル代などが加算されます。
仮設トイレの使用期間によっては、ポータブルトイレの購入やショートステイの利用のほうが、結果的に安くなることも考えられます。リフォーム費用の見積もりを確認し、対策方法を講じてみましょう。
また、短時間の作業で済むリフォームであっても、携帯トイレを用意しておいたほうが安心です。
その場合リフォーム会社が仮設トイレを設置します。仮設トイレは有料のため、設置や撤去などに伴う作業費用やレンタル代などが加算されます。
仮設トイレの使用期間によっては、ポータブルトイレの購入やショートステイの利用のほうが、結果的に安くなることも考えられます。リフォーム費用の見積もりを確認し、対策方法を講じてみましょう。
また、短時間の作業で済むリフォームであっても、携帯トイレを用意しておいたほうが安心です。
介護リフォームの経験が豊富なリフォーム会社を選ぶ
介護リフォームの施工実績が豊富な会社は、介護が必要な方のニーズに沿った提案ができます。また、過去の実例をもとに、さまざまな介護リフォームのアイデアも提供可能です。
リフォームプランを探す際の選択肢が広がるため、自分や家族に合った介護リフォームのプランを把握しやすくなります。
リフォームプランを探す際の選択肢が広がるため、自分や家族に合った介護リフォームのプランを把握しやすくなります。
まとめ
介護リフォームによってトイレが使いやすくなれば、トイレを使用することへの心理的・肉体的なストレスが軽減できます。また、安心して使用できるトイレをつくることで、介護者の負担も減らせるでしょう。
トイレの介護リフォームを検討している方は、ご紹介した内容を参考にして、安全・快適に使用できるトイレを実現してください。
トイレの介護リフォームを検討している方は、ご紹介した内容を参考にして、安全・快適に使用できるトイレを実現してください。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
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