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エコカラットとは?素材や特徴、効果を詳しく紹介!

エコカラットとは、機能性とデザイン性に優れたLIXILの内装用の壁材です。室内の湿度を調整し、気になるニオイも脱臭してくれるなど、住まいを快適に保つ効果が期待できるため、リフォームでも注目されている素材です。

そこでこの記事では、エコカラットでのリフォームをご検討の方向けに、エコカラットの素材や特徴、効果を詳しく解説します。エコカラットの注意点やエコカラットを取り入れたリフォーム事例も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

エコカラットとは?素材や特徴を解説

エコカラットとは、建築材料・住宅設備機器メーカーであるLIXILが展開している内装壁機能建材です。日本の住宅の伝統的な工法「土壁」をヒントに、多孔質セラミックスという微細な孔を持つ素材を原料にして、タイル形状に成形されています。

エコカラットの孔は約1nm(1mmの1/100)という非常に小さなサイズです。この小さな孔には、空気を吸放出する機能があり「調湿機能」や「脱臭効果」「吸着機能」といった空気清浄効果が期待できます。

エコカラットには、さまざまなデザインが展開されており、室内の空気清浄効果だけではなく、室内をおしゃれに彩るインテリアとしても優秀です。また、エコカラットは、2019年2月に、全シリーズをハイグレードな「エコカラットプラス」に統合し、ますます注目を集めています。

エコカラット(エコカラットプラス)の効果

住まいの空気を心地よく快適に保ってくれるエコカラットの効果について詳しく見ていきましょう。

※ここでは、従来のエコカラットのモデルチェンジ品であるエコカラットプラスの特徴を紹介します。

優れた調湿性能で快適な湿度をキープ

エコカラットプラスは、湿度の変動に応じて、湿気を吸収したり放出したりする調湿性能を有します。その効果は、調湿材として一般的に普及している珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上にも及びます。
エコカラットプラスの優れた調湿性能により、室内の湿度を快適に保つことで、結露の防止やカビ・ダニの繁殖を抑制する効果も期待できます。

さらに、洗濯物を室内で干す際にも、エコカラットは心地よい湿度を維持しやすく、部屋干しのジメジメ感を軽減したい方にもおすすめです。

脱臭効果で気になるニオイをブロック

エコカラットプラスには、住まいの気になるニオイの原因成分を吸着してくれる脱臭効果があります。たとえば、トイレのニオイやキッチンまわりの生ごみニオイなど、どうしても発生してしまう生活臭もすっきり脱臭。

また、ペットやたばこのニオイにも効果を発揮するので、快適な住まいづくりに役立ちます。
中古住宅購入時によくある「前にお住まいの方のたばこのニオイが気になる」というお悩みも、エコカラットプラスを使用した内装リフォームでニオイ改善が可能です。

有害物質を吸着

エコカラットプラスには、空気中に存在するホルムアルデヒドやトルエンといった有害物質を吸着する効果があります。ホルムアルデヒドやトルエンは、接着剤や防腐剤、塗料などに含まれており、家具や壁紙、建材などさまざまなものから揮発し空気中に漂うことがあります。

ホルムアルデヒドやトルエンは高濃度になると、頭痛や倦怠感が生じる「シックハウス症候群」を引き起こす可能性もあるのです。
画像引用:LIXIL エコカラット公式HP

エコカラットプラスで、こうした有害物質を低減すれば、安心して暮らせる住まいを実現できるでしょう。

水拭き掃除でサッときれいに

従来のエコカラットは、水が染み込んでしまうため、表面を水拭きできないという注意点がありました。しかし、エコカラットのモデルチェンジ品であるエコカラットプラスは水が染み込まないため、表面を水拭きでき、お掃除しやすいことが特徴です。

エコカラットは、機能性や性能はそのまま、2019年2月に、全シリーズが「エコカラットプラス」に統合されています。

そのため、手軽にお手入れしたい方は、水拭きが可能なエコカラットプラスを検討してみるのがおすすめです。

エコカラットの注意点

優れた調湿機能や脱臭機能、有害物質の吸着機能があるエコカラットですが、リフォームで取り入れる際は、事前に知っておくべき注意点もあります。

 

ここからは、エコカラットの効果を引き出すための注意点について詳しく解説します。

 

過度な加湿は避ける

冬場や乾燥が気になる季節は、室内で加湿器を使用している方も多いでしょう。加湿器で室内の乾燥を防ぐことは、髪や肌の乾燥対策だけではなく、風邪などの感染症の予防にもつながります。

しかし、エコカラットを使用している場合、加湿器の蒸気が直接エコカラットにかからないように気をつけましょう。エコカラットが過度に湿気を吸収してしまうと、本来の機能が発揮されなくなってしまう可能性があります。

室内で加湿器を使用する際は、設置場所や設定湿度などに注意することが大切です。

天気の良い日や乾燥した日には換気する

エコカラットをはじめとする調湿素材は、湿気を吸収・放出することで室内の湿度を快適に保ちます。そのため、天気の良い日や乾燥した日には、室内を十分に換気し、エコカラットに吸着された湿気やニオイの原因成分を放出させることが大切です。

化学物質を揮発するものから遠ざける

塗料スプレーや床用ワックスなどには、人体に有害な物資が含まれているケースがあります。こうした製品をエコカラットの近くにおいておくと、有害物質が揮発してエコカラットに吸収され、エコカラットの吸着能力を超えてしまう可能性があります。

エコカラットに過度な有害物質が吸着すると、本来の調湿・脱臭効果が発揮できなくなってしまうため、有害物質を揮発する製品を近くに置かないように注意しましょう。

フックやビスを金づちなどで打ち込みはNG

エコカラットを施工した場所に、フックやビスを金づちなどで打ち込んでしまうと、割れや破損の原因になります。フックやビスを取り付ける際は、必ず施工会社に相談したうえで、電動ドライバーを使用するか、施工会社に取り付けてもらうよう依頼しましょう。

エコカラットは自分で貼れる?

エコカラットはタイル状の壁材なので、一見するとDIYでも施工できるように見えるでしょう。

しかし、リフォームでエコカラットを施工する場合、もともと貼られている壁紙を剝がしてからエコカラットを取り付けます。また、施工前には必ず下地の状態を確認する必要もあります。こうした作業は、内装工事の経験がない方には難しく、失敗してしまう可能性も少なくありません。

リフォームでエコカラットを設置したい場合は、専門のリフォーム会社に依頼しましょう。リフォーム会社であれば、さまざまな種類のエコカラットの中から、イメージに合わせた製品を提案してくれることもあります。

また、エコカラットにはDIYで手軽に取り付けられる「エコカラット セルフ」という製品もあります。施工面積や目的に応じて、リフォーム会社に依頼するかセルフ用の製品を活用するかを検討するのがおすすめです。

エコカラットのリフォーム事例

ここからは、遠鉄のリフォームが手がけたエコカラットのリフォーム事例をご紹介します。

おしゃれなエコカラットで臭いと湿気対策(浜松市 O様邸)

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施工内容 ・エコカラット貼り工事
工事期間 約3日
使用商材

・LIXIL エコカラット
・リビング:ビンテージオーク ベージュ
・和室:カームウッド ベージュ
・玄関:グラナスヴィスト ブラウン
・洋室:ラシャ ブラウン×シルクリーネ ベージュ

築年数 約1年
工事費用 約45万円

新築マンションの購入に伴い、おしゃれで快適な室内にするため、エコカラットの希望をいただきました。エコカラットにはさまざまなデザインがあるため、お部屋のテイストに合うデザインをご提案。エコカラットが壁のアクセントになり、洗練された雰囲気に仕上がりました。

施工事例の詳細はこちら

エコカラットお部屋のデザイン性UP(袋井市 K様邸)

After
施工内容 ・内装工事
工事期間 1日
使用商材 ・壁クロス:サンゲツ リザーブ
・壁タイル:LIXIL エコカラット
築年数 0年(新築)
工事費用 約35万円

「費用を抑えて、デザイン性を高めたい」というご要望をいただき、エコカラット張りやアクセントクロスをご提案しました。快適性を高めたいリビングは、調湿・脱臭効果のあるエコカラットで、おしゃれな印象を実現。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

今回は、調湿効果や脱臭効果、有害物質の吸着効果があるLIXILの内装用壁材「エコカラット」をご紹介しました。エコカラットは、従来の機能や特徴はそのままに、現在はエコカラットプラスというモデルチェンジ品に統合されています。

エコカラットでのリフォームをご検討中の方は、ぜひ1度、内装工事の実績が豊富なリフォーム会社に相談してみてはいかがでしょうか?
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