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エアコンの交換・設置費用はどれくらい?穴がない場合の設置方法も解説

夏場の猛暑や冬場の寒さは、住まいの快適性を大きく損なう要因の1つです。そこで活躍するのが、室内の温度や湿度を快適に保ってくれるエアコンです。

しかし「古いエアコンを交換したいけれど、費用はいくらかかる?」「エアコンのない部屋にも、新しくエアコンを設置することは可能?」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では、エアコンの交換・設置費用の目安や、配管用の穴がない部屋へのエアコンの設置方法について詳しく解説します。エアコンの設置工事に利用できる補助金についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

エアコンの交換・設置費用

エアコンの交換・設置費用は、大きく「標準工事費用」と「追加工事費用」に分けられます。

標準工事費用

【費用相場】18,000円~25,000円

標準工事費用とは、エアコンを設置するために必須となる工事にかかる費用のことです。エアコンを設置する際は、一般的に以下のような工事が発生します。

<標準工事の内容>
・裾付板(エアコンを壁に固定する部品)の設置
・室内機の取り付け
・配管類の取り付け
・真空引き
・室外機との接続
・配管用の穴の隙間を塞ぐ

上記作業の費用は、標準工事費用に含まれるのが基本です。ただし、標準工事ができるのは、各取り付け会社が設定している条件に当てはまる場合のみです。

<標準工事の条件の例>
・室内機と室外機が同一階にあり「台地置き」または「ベランダ置き」ができる
・配管用の穴が壁に空いている
・室内機と室外機の配管の長さが約3〜4m以内
・室内機の付近に電源専用のコンセントがある など

標準工事の条件については、各社で異なることがあるため、事前に依頼先に確認しましょう。

追加工事費用

エアコンの設置工事では、標準工事費用のほかに、追加工事費用が発生する場合があります。主な追加工事とその費用相場は、以下のとおりです。

<追加工事の内容と費用相場>
・既存のエアコンの撤去、回収:15,000円~
・配管用の穴あけ(コンクリート壁):10,000円~
・配管パイプの延長:4,000円/m~
・配管パイプへのカバー設置:6,000円~
・室外機の特殊設置:10,000円~

追加工事費用は、エアコンを設置する場所や配管の長さなどによって大きく変動します。場合によっては、標準工事費用の2倍以上のコストがかかる場合もあります。

希望の場所へのエアコンの取り付けの際に「費用が高いのでは?」と感じた場合は、追加工事の内容について、設置業者に説明してもらいましょう。

配管の穴がない部屋にもエアコンは設置できる?

壁に配管用の穴がない部屋にエアコンを設置する方法は、主に次の2つです。

・穴あけ工事を行う
・ウィンドウエアコンを設置する

穴あけ工事を行う

一般的なエアコンは、室内機と室外機を配管パイプで接続するため、設置する場所には必ず「配管用の穴」が必要です。ただし、配管用の穴がない部屋でも、穴あけ工事を行えばエアコンを設置できる場合もあります。

配管の穴あけ工事は追加工事に該当し、工事費用は壁の材質によって異なります。木造やモルタルの壁であれば3,000円〜5,000円前後ですが、コンクリート壁の場合は10,000円以上かかるのが一般的です。

また、壁に穴あけ工事ができても、室外機を設置できる場所が確保できなければエアコンは設置できません。室外機の設置スペースが確保できず「壁掛け」や「屋根置き」などの特殊な設置方法になると、追加費用が発生します。

ウィンドウエアコンを設置する

穴あけ工事をせずにエアコンを設置したい場合は「ウィンドウエアコン」という選択肢があります。

ウインドウエアコンとは、室内の窓をあけた状態で専用の枠をはめて設置するエアコンのことです。一般的なエアコンのような室外機はなく、本体を購入して設置すれば、すぐに使用できる便利な製品です。

賃貸住宅や分譲マンションの場合、エアコンを設置するための穴あけ工事ができないケースが多いでしょう。こうした住まいでは、手軽なウィンドウエアコンが重宝します。

ただし、ウィンドウエアコンは一般的なエアコンよりも、電気代が高くなりやすく、また稼働音が大きい傾向にあります。そのため、常用すると光熱費や騒音が気になるかもしれません。

「壁に配管用の穴をあけられる」「室外機の設置スペースが確保できる」といった場合は、リフォームでエアコンを設置する方法を検討してみましょう。

エアコン設置で利用できる補助金制度

エアコンの交換・設置には本体代にプラスして、工事費用がかかります。「できるだけ費用を抑えて、エアコンを設置したい」とお考えの方は、補助金制度の利用も検討してみましょう。

ここでは、エアコン設置で利用できる補助金として「子育てエコホーム支援事業」について紹介します。

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業とは、子育て世帯や若者夫婦世帯を中心に、環境に優しい快適な住まいの新築、購入、リフォームに対して補助金を支給する国の支援事業です。

リフォームでは「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」も補助金の対象となっています。

注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入では、補助金の対象者は、子育て世帯または若者夫婦世帯に限られますが、リフォームの場合、その他の世帯も対象となります。

<対象となる工事の基準>
対象設備 基準
空気清浄機能・
換気機能付きエアコン
次のいずれかに該当する試験機関等で効果が確認された空気清浄機能を有するエアコン、または換気機構を有するエアコン

①国、地方公共団体または独立行政法人(国等)が運営する試験機関等
②国等の認可等を受けた試験機関等
③法令または条例に基づく試験等を国等から受託している試験機関等

参考:子育てエコホーム支援事業 公式HP

<補助額>
エアコンの冷房能力 補助額
3.6kW以上 26,000円/台
2.2kW超〜3.6kW未満 23,000円/台
2.2kW以下 19,000円/台
参考:子育てエコホーム支援事業 公式HP

補助額は、冷房能力に応じた補助額 × 設置台数の合計となります。

検討しているエアコンが補助金の対象となるか知りたい方は、リフォーム会社に相談してみましょう。

>>遠鉄のリフォームは「エコホーム支援事業者」に登録されています。補助金のご相談は、こちらからお問い合わせください。

定期的なエアコンクリーニングも重要

せっかくエアコンを交換・設置しても、適切なメンテナンスを行っていないと、思うように室内の温度をコントロールできなかったり、光熱費がかさんでしまったりといった事態が生じます。

快適な住まいを保つためには、年に1〜2回程度、定期的にエアコンクリーニングを行いましょう。

エアコンの簡単なお掃除は、ご家庭でも可能です。しかし、内部のカビやほこりを取り除くクリーニングは、パーツの取り外しなどが必要になります。慣れていない方がエアコンのパーツを取り外したり、洗剤を用いてエアコンの内部を洗浄してしまうと、エアコンの故障につながる可能性があります。

そのため、しっかりエアコンの内部までクリーニングしたい場合は、専門業者に依頼するのをおすすめします。

遠鉄のリフォームでは、エアコンのクリーニングも承っております。

>>お問い合わせはこちらから

まとめ

エアコンの交換や設置には、本体代以外にも工事費用が発生します。設置工事の費用は「標準工事費用」と「追加工事費用」に分かれているため、見積などをもとに費用の内訳をよく確認しましょう。

また、配管の穴がない部屋であっても、リフォームで穴をあければ、エアコンの設置が可能です。

エアコンの交換・設置工事では、補助金を利用できる場合もあるため、費用を抑えたい方は、ぜひ信頼できるリフォーム会社に相談してみましょう。

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