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【場所別】部屋の湿気の対策方法とは?湿気を放置するリスクも解説

部屋の湿度が高いとカビが発生しやすくなります。また、部屋の空気がジメジメしていることで不快感を感じたりイヤなニオイがこもったりと、日々の暮らしにも悪影響を与えるかもしれません。

部屋の湿度は、適切な湿気対策を取り入れることで改善できます。この記事では、部屋の湿気対策の方法をご紹介します。

環境や場所に合った湿気対策を取り入れて、ジメジメとした不快感を部屋からなくしましょう。

部屋に湿気が溜まりやすい環境や時期とは?

家の中でも湿気が溜まりやすい場所は、トイレや洗面所、洗濯物を干す部屋などがあげられます。またクローゼットや押入、下駄箱などの収納スペースや人が多いリビング、日当たりが悪い部屋なども湿度が高くなりやすい場所です。

水回りや、換気がしにくい空間などは湿度が高くなる傾向にあるため、十分な湿気対策が必要です。

とくに、梅雨時になるとこれらの空間の湿度はより高くなります。梅雨でも快適に過ごせるように、空間に合った湿気対策を取り入れましょう。

厚生労働省の「建築衛生の動向と課題」によると、心地良い湿度は40〜70%とされています。湿気対策を取り入れる際、部屋の湿度がこの数値になるように意識すると良いでしょう。

いますぐできる!湿気が多い部屋の対策方法

湿度が高い部屋には、湿気対策が必要です。ここからは、すぐにできる湿気対策の方法についてご紹介します。

部屋全体の湿気対策

部屋全体の湿度を下げるには、空気の循環を促したり、除湿機やエアコンを使用したりといった対策が有効です。

 

適切なタイミングで換気をする

部屋の窓を開けたり換気扇を回したりすることで、室内のジメジメとした空気を外に排出し、爽やかな外気を取り入れられます。

外がカラリと晴れている日は、換気扇を回したり窓を開けたりして、積極的に換気しましょう。

ただし、雨の日や雨上がりなど、外のほうが湿度が高いときは、湿った外気が室内に入るため換気が逆効果になることもあります。

外の湿度の高さと部屋の湿度の状態に応じて、換気の有無を判断しましょう。

 

扇風機・サーキュレーターを使う

扇風機やサーキュレーターなどを使うことで空気が循環し、湿った空気を外に排出できます。窓がない空間や水回りなど、湿気の排出が難しい場所では、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。

また、扇風機やサーキュレーターは、換気と組み合わせて使用するのがおすすめです。窓やドアの外に向かって風を送ることで、湿った空気が外に排出されやすくなります。

 

エアコン・除湿機を使用する

湿度が高く、換気や扇風機、サーキュレーターなどでは十分な湿気対策ができないときは、エアコンや除湿機を使用しましょう。

エアコンの除湿機能には、部屋を涼しくする機能も備わっています。冷房よりも穏やかに室温を下げるため、梅雨時などの気温がそれほど高くない季節にぴったりです。

除湿機には室温を調整する機能はありませんが、洗濯物を乾かす送風機能がついている製品が多くあります。洗濯物を干す部屋などでは、除湿機が活躍するでしょう。

季節や部屋に合わせて、エアコンや除湿機を上手に使ってみてください。

収納スペースの湿気対策

押入れやクローゼット、下駄箱などの収納スペースも湿気がこもりやすい場所です。適切な湿気対策を取り入れて、衣類や寝具、靴などを湿気から守りましょう。

 

除湿剤を使う

収納スペースの湿気対策には除湿剤が便利です。

除湿剤には、置くタイプやフックタイプなどがあります。置くタイプは大容量のものが多く、広い収納スペースで活躍します。しかし倒して中身がこぼれてしまうリスクがあるため、こぼした後の掃除が大変な高い場所や、ものがぶつかって除湿剤を転倒させてしまいそうな場所に置くのは、避けたほうが良いでしょう。

フックタイプの除湿剤は、クローゼットなどのハンガーラックがある空間におすすめです。脱臭効果を持つ製品も多く、洋服の近くに吊り下げれば、衣類についたニオイも取り除けます。

 

すのこを敷く

布団やアウトドアグッズなど、床に直接置くアイテムを湿気から守るためには、すのこが便利です。

布団・アウトドアグッズが置かれている下にすのこを敷くことで、これらのアイテムと床との間の風通しがよくなります。また、すのこによっては防虫・防カビ加工がされている品もあるため、すのこの上に置かれたアイテムを、ダニやカビから守れます。

木のすのこにカビが生えてしまうほど湿度が高い空間の場合は、プラスチックのすのこを検討してみましょう。

窓の湿気対策

窓は結露が発生するため、湿気が多い場所です。結露の水分を吸着したカーテンや壁紙が、カビだらけになってしまうケースもあります。

窓の結露を防止することで窓周りの湿度を低減でき、カーテンや壁紙をカビから守れます。

 

結露防止アイテムを使う

窓の湿気対策には、結露防止アイテムを取り入れることをおすすめします。

結露防止アイテムにはたくさんの種類があり、フィルムタイプやスプレーなどさまざまです。窓の下部に貼って流れてきた水滴を受け止める、テープタイプの製品もあります。

どれも手軽に結露防止ができて便利ですが、寿命はそれほど長くありません。結露の抑制ができなくなってきたと感じたら、フィルムやテープの張り替え、スプレーの吹き直しなどをしましょう。

 

断熱・遮熱カーテンを取り入れる

断熱・遮熱のカーテンも、結露防止に役立ちます。

結露は室内と外気の温度差が大きいことで発生します。断熱・遮熱カーテンによって室内の暖かな空気を窓に触れさせないことで、結露の発生の抑制が可能です。

断熱・遮熱カーテンはエアコン効率を高める効果も期待できます。エアコンを使用する季節の結露対策として、ぜひ取り入れてみてください。

湿気が高い部屋のリスク

湿気が多い部屋は、カビが発生しやすくなります。カビはカーテンや家具などに生じるだけでなく、壁や床にも発生します。家の構造部分にもカビが発生すれば、住まいの寿命にも悪影響を与えるでしょう。

また、カビはアレルギーや皮膚炎などの原因にもなります。とくに、小さなお子さんや高齢の方が暮らす住まいでは、このような健康リスクにも十分な注意が必要です。

さらに湿度は熱中症とも関連しています。湿度が高い空間は汗が気化しにくくなるため、体温調整がうまくできなくなる可能性があるのです。

湿度の高すぎる部屋は、さまざまなリスクが生じます。適切な対処方法を取り入れて、快適な湿度になるように調整が必要です。

本格的な湿気対策をするならリフォームを検討しよう

湿気対策をどれだけ取り入れても、湿度が改善しないケースもあります。応急的な湿気対策で湿度の改善が見られない場合は、リフォームによる対策が効果的です。

リフォームでできる湿気対策には、次のようなものがあります。

・壁材を調湿建材に変更する
・浴室乾燥機を設置する
・内窓設置や断熱リフォームを行う
・床下換気扇を設置する
・間取りを変更する

上記のようなリフォームをすることで、心地よい湿度と室温の空間を実現できます。また、根本的な解決ができるため、梅雨の時期や雨の日が訪れるたびに、手間をかけて湿気対策をする必要もなくなるでしょう。

部屋の湿気対策を取り入れても大きな変化が見られない方は、ぜひリフォーム会社に相談してみてください。

湿気対策リフォームの事例紹介

ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた湿気対策リフォームの事例を紹介します。

おしゃれなタイルで湿気対策(浜松市 O様邸)

After
After
施工内容 ・エコカラット貼り工事
工事期間 約3日
使用商材 ・LIXIL エコカラット
・リビング:ビンテージオーク ベージュ
・和室:カームウッド ベージュ
・玄関:グラナスヴィスト ブラウン
・洋室:ラシャ ブラウン×シルクリーネ ベージュ
築年数 約1年
工事費用 約45万円

新築マンションを購入されたO様。部屋を快適に、かつオシャレにするために、調湿機能のあるエコカラットの施工を行いました。

エコカラットにはさまざまなデザインがあるため、お部屋のテイストに合うデザインをご提案。部分的にエコカラットを貼るだけでも、壁のアクセントになり、おしゃれに仕上げることができます。

施工事例の詳細はこちら

真っ暗な納戸を明るい畳コーナーに(浜松市 M様邸)

Before
After
施工内容 ・水まわり設備交換
・和室を洋室に変更
工事期間 2週間
使用商材 ユニットバス:TOTO サザナ
洗面化粧台:TOTO STシリーズ
キッチン:クリナップ クリンレディ
築年数 18年
工事費用 300万円
※工事費用は、和室の間取り変更と水回りのリフォームの総額です。

日の光が入らず、カビや湿気が気になっていた和室横の納戸を、リフォームで畳コーナーに変更。壁と引き戸を取り除くことで、日の光が入る明るい空間に生まれ変わりました。

さらに、隣接している和室は、畳からフローリングに変更することで、湿気やカビを気にせず、タンスなどの家具を設置できるようになりました。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

ジメジメとした部屋は、適切な湿気対策を取り入れることで改善できます。対策方法にはさまざまなやり方があるため、住まいの環境や対策場所などに合わせて選択することが大切です。

ただし、応急処置的な対策は、根本的な改善にならないこともあります。ご自身でできる湿気対策を取り入れても改善が見られない場合は、リフォーム会社に相談してみましょう。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
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