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ペットがいる家におすすめのリフォームとは？工事内容ごとの費用相場と事例を紹介

2024.3.4

ペットリフォームをすることで、ペットの暮らしが安全で快適なものになります。しかし、住まいのどこをペットリフォームすれば良いのか、はっきりわからない方も多いのではないでしょうか。

ペットリフォームの際は、ペットのサイズや性格、目的などに合わせて工事内容を検討することが大切です。

この記事では、ペットがいる家におすすめのリフォームや、工事内容ごとの費用相場についてご紹介します。ペットリフォームの注意点や事例についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめのペットリフォームの費用相場

ペットが快適に過ごすためのリフォームには、さまざまな工事があります。おすすめのペットリフォームと費用相場について、見ていきましょう。

床のリフォーム

【費用相場】
・フローリング張り替え：約1万円〜3万円／帖
・クッションフロア張り替え：約7,000円〜2万円／帖
・コルクタイル張り替え：約2万円〜4万円／帖
・床暖房の設置：約5万円〜11万円／帖

耐水・耐アンモニア機能を持つペット用のフローリングや、クッションフロアに床を張り替えることで、ペットの粗相によるニオイや汚れが気になりにくくなります。

また、家の中を走ったり歩いたりしやすい床にリフォームするのも良いアイデアです。コルクタイルや無垢フローリングは滑りにくいため、元気に駆け回るペットや足の悪いペットも、快適に過ごせます。

住まいの寒さが気になるようであれば、床暖房を設置するのもおすすめです。床暖房を取り付けることで床だけでなく部屋全体の温かさも増すため、ペットも人も快適に過ごせるようになるでしょう。

【床リフォームで得られる効果】
・ニオイ対策
・掃除のしやすさ
・寒さ対策
・歩きやすさの確保

壁のリフォーム

【費用相場】
・壁紙張り替え：約1,000円〜1,500円／㎡
・エコカラットの施工：約9,000円〜2万4,000円／㎡
・珪藻土の塗装：約3,000円〜6,000円／㎡
・腰壁の設置：約1万円〜2万円／m

ペットが壁で爪とぎをしたり壁紙を破いたりする場合は、ひっかきにくく破れにくい、ペット用の壁紙にリフォームするのがおすすめです。

ペット用壁紙は抗菌・消臭効果もあるため、粗相の対策としても有効です。

そのほかにも、消臭・調湿効果があるエコカラットや珪藻土の壁も、ペットがいる家庭に適しています。腰壁を設置し、いたずら対策をしながら空間をおしゃれに彩るのも、良い方法です。

【壁リフォームで得られる効果】
・ニオイ対策
・掃除のしやすさ
・いたずら防止

窓のリフォーム

【費用相場】
・内窓の設置：10万円～20万円程度

窓の断熱対策をすることで、ペットが室内で快適に過ごせます。

窓の断熱対策として人気の高いリフォームが、内窓の設置です。内窓を設置することで、屋内空間が外気の影響を受けにくくなります。

また、内窓は防音対策にも長けています。ペットの鳴き声による近隣トラブルや外の騒音に悩みを抱えている方は、内窓の設置を検討してみましょう。

【窓リフォームで得られる効果】
・ニオイ対策
・寒さ対策
・防音対策

キッチンのリフォーム

【費用相場】
・IHの設置：約15万円〜25万円
・キッチンを対面式にリフォーム：約55万円〜200万円

ペットがキッチンに入ってくるため、安心して火を使えないというケースもあります。

ガスコンロをIHコンロにリフォームすることで、ペットが火傷をしたり事故が発生したりするのを防げます。

また、キッチンを対面式にリフォームするのも良い方法です。調理中もお互いの姿が見えるため、飼い主もペットも、安心して過ごせます。

【キッチンリフォームで得られる効果】
・いたずら防止
・料理しながらペットを見守れる

ドア・建具のリフォーム

【費用相場】
・ステンレス製網戸の設置：約1万円〜2万円／枚
・ペット用ドアの設置：約2万円〜6万円／箇所
・室内ドア・クローゼットドアの変更：約3万円〜10万円／箇所

ペットが網戸を破いてしまうと、その隙間からベランダへ行き来できるようになってしまいます。ベランダからの転落事故を防ぐために、やぶれにくいステンレス製の網戸にリフォームするのがおすすめです。

また、ペットが部屋を行き来しようとして、自分でドアを開けてしまうことも考えられます。ドアが開けっぱなしになると、空調の効率性が落ちてしまうだけでなく、ドアを閉めようとした際にペットが挟まれるリスクが増します。

ペット用ドアを取り付けるリフォームや、ペットが開けにくいドアにリフォームをして、ペットが自分でドアを開けてしまうのを防ぎましょう。

【ドア・建具のリフォームで得られる効果】
・ドアの開けっ放し防止
・ドアに挟まれる事故を防ぐ

水回りのリフォーム

【費用相場】
・洗面台のリフォーム：約25万円〜35万円
・ユニットバス交換費用：約100万円〜150万円

狭いお風呂でペットを洗うと、飼い主の方もペットも体を思うように動かせず、洗い残し・すすぎ残しが発生することもあります。

お風呂のリフォームでバスルームが広くなれば、ペットのシャワータイムがよりスムーズになります。

小型〜中型サイズのペットの場合、お風呂ではなく洗面台でシャワータイムを行うこともあるでしょう。広さがあり、水はねを防止するデザインの洗面台にリフォームすることで、シャワーによって洗面台周りが水浸しになるのを防げます。

【水周りのリフォームで得られる効果】
・ペットのお風呂タイムがより便利に

その他のリフォーム

【費用相場】
・キャットウォークの設置：約5万円〜10万円
・グランドカバー設置：約3,000円／㎡
・目隠しフェンスの設置：約3万円〜5万円／ｍ
・ペット用水栓の設置：約15万円〜30万円
・サンルームの設置：約30〜100万円

ペットの運動不足やストレスを解消したい場合は、キャットウォークやドッグランなどの設置リフォームをしましょう。

キャットウォークは、住まいの壁や梁などを活かして設置することもできます。ドッグランをつくる場合は、走りやすいようにグランドカバーを整えて、脱走や外からの視線を防止するフェンスを取り付けましょう。

外で遊んだペットの足を洗えるように、ペット用の水栓を屋外に取り付けるのも良いアイデアです。

室内にペットの遊び場を作る場合は、サンルームの設置をおすすめします。サンルームがあることで、明るくて温かな環境の中、ペットがゆったりとくつろげます。洗濯物を干す場所や子どもの遊び場としても、活躍するでしょう。

ペットリフォームの注意点

ペットのためのリフォームをする際、注意点があります。内容を確認しておきましょう。

工事中はペットのストレスやケガに注意

工事中は見慣れない人の出入りや、資材のニオイなどが、部屋の中に充満します。慣れない環境に、ペットがストレスを抱えてしまうかもしれません。

また、置かれている釘や工具、ノリやペンキなどをペットが口に入れてしまうことも考えられます。

ペットの精神的な負担を減らし安全を確保するために、工事中はペットをホテルに預けたり、人が出入りしない部屋で過ごしたりなど、ペットへの配慮が必要です。

工事後もペットが落ち着ける環境をつくる

ペットリフォームが完了した後、新しい空間やアイテムにペットが戸惑うことも考えられます。その場合、少しずつペットが環境に慣れるようにサポートしましょう。

ペットが愛用していたタオルやおもちゃなどをリフォームした場所に置いたり、トイレを同じ空間に設置したりして、馴染みのあるニオイをそばに設けるのも良い方法です。

ペットのサイズや性格に合ったリフォームをする

ペットのためにリフォームをしたのに、ペットが気に入ってくれなければ後悔が残ります。

ペットの体の大きさや習性、性格などを踏まえた上でリフォームを計画することで、ペットリフォームの失敗を防げます。

ペットの目線に立ち、ペットが求めるものをよく検討した上で、ペットリフォームを実現しましょう。

ペットがいる家のリフォーム事例

ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた、ペットがいる家のリフォーム事例についてご紹介します。

ペットリフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ペットのニオイ・汚れ対策をした家（浜松市中区 H様邸）

Before

After

施工内容	・腰壁にキッチンパネル上張り・既存フロアに長尺シート上張り
工事期間	2日
使用商材	・トクラスキッチンパネル・サンゲツ長尺シートSKフロア
築年数	5年
工事費用	約50万円

「ペットの粗相で壁や床が劣化し、ニオイも気になる」とリフォームのご相談をいただいた事例です。

壁には防水性のあるキッチンパネルを貼ることで、飛び跳ねによるニオイや汚れ対策を実現しました。床はお手入れがしやすく費用も抑えられる、長尺シートをご提案しました。

施工事例の詳細はこちら

ペットもくつろげる温かなサンルームがある家（浜松市Ｇ様邸）