リフォーム研究室
中古住宅を購入してリフォーム!気になる費用やメリット・デメリットを解説
2024.3.25
マイホームの購入を検討する場合、新築住宅を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
しかし、近年注目されているのは「中古住宅を購入して自分好みにリフォームする」という方法です。中古住宅を購入してリフォームする方法には、新築住宅にはないさまざまな魅力があります。
そこで、この記事では、購入した中古住宅をリフォームする費用相場やメリット・デメリットを紹介します。マイホームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
しかし、近年注目されているのは「中古住宅を購入して自分好みにリフォームする」という方法です。中古住宅を購入してリフォームする方法には、新築住宅にはないさまざまな魅力があります。
そこで、この記事では、購入した中古住宅をリフォームする費用相場やメリット・デメリットを紹介します。マイホームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
中古住宅を購入してリフォームするメリット
まずは、中古住宅を購入してリフォームするメリットについて、詳しく見ていきましょう。
新築住宅よりも安く購入できる可能性がある
一般的に、中古住宅は新築住宅よりも安く購入できます。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2022年度によると、全国の新築住宅(土地付き注文住宅、建売住宅)と中古住宅の購入費用は以下のとおりです。
・土地付き注文住宅:4694.1万円(建設費+土地取得費)
・建売住宅:3,719.0万円(所要資金額)
・中古住宅: 2,703.6万円(所要資金額)
※参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2022年度」
上記の調査データを見ても、中古住宅の購入価格は、新築住宅よりも約1,000〜2,000万円ほど安いのがわかります。
仮にリフォームに1,000万円かかったとしても、新築住宅を購入する価格とほぼ変わらない、または安い金額で理想のマイホームが手に入る可能性もあります。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2022年度によると、全国の新築住宅(土地付き注文住宅、建売住宅)と中古住宅の購入費用は以下のとおりです。
・土地付き注文住宅:4694.1万円(建設費+土地取得費)
・建売住宅:3,719.0万円(所要資金額)
・中古住宅: 2,703.6万円(所要資金額)
※参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2022年度」
上記の調査データを見ても、中古住宅の購入価格は、新築住宅よりも約1,000〜2,000万円ほど安いのがわかります。
仮にリフォームに1,000万円かかったとしても、新築住宅を購入する価格とほぼ変わらない、または安い金額で理想のマイホームが手に入る可能性もあります。
購入物件の選択肢が広がる
現在の日本では、駅の近くや交通の便が良い立地には、すでに多くの建物が建っています。そのため、こうした立地条件の良い場所に新築住宅を建てることは、難しくなっているのが現状です。
しかし、中古住宅であれば、駅近など好立地な物件が売りに出されることも少なくありません。新築住宅だけではなく、中古住宅も候補に入れることで、条件に合う物件の選択肢も広がるでしょう。
しかし、中古住宅であれば、駅近など好立地な物件が売りに出されることも少なくありません。新築住宅だけではなく、中古住宅も候補に入れることで、条件に合う物件の選択肢も広がるでしょう。
ライフスタイルに合わせた間取りや設備を実現できる
間取りや内装、設備をオーダーメイドできる注文住宅であれば、住む人のライフスタイルに合わせた理想のマイホームが実現できるかもしれません。しかし、上述のように注文住宅の価格は、建売住宅や中古住宅に比べると高額になります。
建売住宅であれば、注文住宅よりも購入費用を抑えることが可能です。しかし、一般的な建売住宅は、すでに建物が完成してから販売されるため、間取りや内装を自由に設計することはできません。
それに対して、中古住宅を購入してリフォームをすれば、予算内でライフスタイルに合わせた間取りや設備を実現できます。
建売住宅であれば、注文住宅よりも購入費用を抑えることが可能です。しかし、一般的な建売住宅は、すでに建物が完成してから販売されるため、間取りや内装を自由に設計することはできません。
それに対して、中古住宅を購入してリフォームをすれば、予算内でライフスタイルに合わせた間取りや設備を実現できます。
中古住宅を購入してリフォームするデメリット
購入価格や立地、間取りや内装の自由度など、さまざまなメリットがある中古住宅のリフォームですが、購入を検討する際には、事前に理解しておくべきデメリットや注意点もあります。
リフォーム費用が多額になる可能性がある
購入する中古住宅の状態によっては、リフォーム費用が多額になる可能性があります。
とくに、築年数が経過している中古住宅は、内装や設備だけではなく、建物の躯体や基礎部分が劣化しているケースも少なくありません。
躯体や基礎の大がかりな修繕を行った場合、リフォーム費用が多額になり「物件購入費用と合計したら、新築住宅を購入するよりも高くなってしまった」という失敗も考えられるでしょう。
こうした失敗を防ぐためには、なるべく築浅の中古住宅を選ぶ、購入前にインスペクション(住宅診断・住宅検査)を依頼するといった対策が有効です。
また、中古住宅の購入からリフォームまでを総合的にサポートしてくれる不動産会社を選ぶのもおすすめです。こうした不動産会社であれば、物件購入段階から、リフォーム費用を含めたトータル予算を計算しながら検討できるので安心でしょう。
とくに、築年数が経過している中古住宅は、内装や設備だけではなく、建物の躯体や基礎部分が劣化しているケースも少なくありません。
躯体や基礎の大がかりな修繕を行った場合、リフォーム費用が多額になり「物件購入費用と合計したら、新築住宅を購入するよりも高くなってしまった」という失敗も考えられるでしょう。
こうした失敗を防ぐためには、なるべく築浅の中古住宅を選ぶ、購入前にインスペクション(住宅診断・住宅検査)を依頼するといった対策が有効です。
また、中古住宅の購入からリフォームまでを総合的にサポートしてくれる不動産会社を選ぶのもおすすめです。こうした不動産会社であれば、物件購入段階から、リフォーム費用を含めたトータル予算を計算しながら検討できるので安心でしょう。
建物の耐震性が低い可能性がある
中古住宅を購入する際は、建物の「耐震性」が重要なポイントになります。築40年以上の中古住宅の中には、耐震性が低い建物もあるため注意が必要です。
建物の耐震基準は、建築基準法の改正によって「旧耐震基準」と「新耐震基準」に分かれています。
さらに、2000年の建築基準法改正では、日本の戸建て住宅の主流である木造住宅を中心に、耐震性向上のための新たな基準(2000年基準)が示されました。
こうした背景からも、十分な耐震性を確保するためには、新耐震基準を満たした中古住宅を選び耐震リフォームで対応するだけではなく、2000年基準を満たした築20年未満の中古住宅を選ぶのも有効な対策といえるでしょう。
建物の耐震基準は、建築基準法の改正によって「旧耐震基準」と「新耐震基準」に分かれています。
旧耐震基準 | 1981年5月31日までに 確認申請を受けた建物 |
震度5程度までの地震で 修復可能、倒壊なし |
---|---|---|
新耐震基準 | 1981年6月1日以降に 確認申請を受けた建物 |
震度6強~7の大規模地震で 倒壊なし、 震度5強程度までの中規模地震で 軽度なひび割れ程度 |
さらに、2000年の建築基準法改正では、日本の戸建て住宅の主流である木造住宅を中心に、耐震性向上のための新たな基準(2000年基準)が示されました。
こうした背景からも、十分な耐震性を確保するためには、新耐震基準を満たした中古住宅を選び耐震リフォームで対応するだけではなく、2000年基準を満たした築20年未満の中古住宅を選ぶのも有効な対策といえるでしょう。
購入後、入居まで時間がかかる
中古住宅を購入してリフォームをする場合、建売住宅のように即入居ができない点に注意しましょう。
一般的に中古住宅のリフォームには、数週間〜1ヶ月前後かかります。間取り変更や水回り設備の入れ替えなどを行う場合は、2ヶ月以上かかることもあります。
物件購入のスケジュールだけではなく、リフォームの工期も意識して、引っ越しのタイミングを検討しましょう。
一般的に中古住宅のリフォームには、数週間〜1ヶ月前後かかります。間取り変更や水回り設備の入れ替えなどを行う場合は、2ヶ月以上かかることもあります。
物件購入のスケジュールだけではなく、リフォームの工期も意識して、引っ越しのタイミングを検討しましょう。
中古住宅の購入+リフォームの費用相場
中古住宅を購入してリフォームをする場合、物件の購入費用とリフォーム費用の合計を把握しておくことが大切です。
ここでは、中古住宅の購入費用相場とリフォーム費用の目安を紹介します。
ここでは、中古住宅の購入費用相場とリフォーム費用の目安を紹介します。
中古住宅の購入費用相場
中古住宅の購入費用は、物件の築年数や間取り、地域によって異なります。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2022年度によると、全国と各エリアの中古住宅の所要資金額は、以下のとおりです。
参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2022年度」
物件価格の高い首都圏では中古住宅の購入価格は約3,300万円が相場ですが、それ以外のエリアは2,100〜2,500万円前後が目安といえるでしょう。
住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2022年度によると、全国と各エリアの中古住宅の所要資金額は、以下のとおりです。
エリア | 所要資金額 |
---|---|
全国 | 2,703.6万円 |
首都圏 | 3,340.1万円 |
近畿圏 | 2,523.6万円 |
東海圏 | 2,316.7万円 |
その他地域 | 2,149.8万円 |
物件価格の高い首都圏では中古住宅の購入価格は約3,300万円が相場ですが、それ以外のエリアは2,100〜2,500万円前後が目安といえるでしょう。
フルリフォームの費用相場
一般的な戸建て住宅をフルリフォームした場合、費用相場は1,000万〜1,500万円前後です。
ただし、築年数の経過した中古住宅の場合、耐震工事や断熱工事などが必要になるため、1,500万円以上の費用がかかる場合もあります。
例えば、2,000万円の中古住宅を購入し、1,000万円でフルリフォームした場合、マイホームの取得費用や3,000万円になるため、新築建売と同程度またはそれ以下の予算で、希望に合わせた設備や内装のマイホームが手に入るでしょう。
ただし、築年数の経過した中古住宅の場合、耐震工事や断熱工事などが必要になるため、1,500万円以上の費用がかかる場合もあります。
例えば、2,000万円の中古住宅を購入し、1,000万円でフルリフォームした場合、マイホームの取得費用や3,000万円になるため、新築建売と同程度またはそれ以下の予算で、希望に合わせた設備や内装のマイホームが手に入るでしょう。
場所別リフォームの費用相場
築20年未満の中古住宅などは、大がかりなリフォームが必要ない場合もあります。老朽化が気になる水回りの設備を入れ替えたり、壁紙やフローリングの張り替えなどの内装リフォームを行うだけでも、リフレッシュした印象になるでしょう。
部分的なリフォームの費用相場は、以下のとおりです。
例えば、2,300万円の中古住宅を購入し、水回り4点の入れ替え、壁紙の張り替え、フローリングの張り替えを行い、リフォーム費用が700万円かかった場合、マイホームの取得費用は3,000万円となります。
このように、中古住宅を購入してリフォームをする場合は、住宅の購入費用とリフォーム費用の合計金額を意識しながら、予算に合う内容を検討することが大切です。
部分的なリフォームの費用相場は、以下のとおりです。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
水回り設備4点の入れ替え (キッチン、トイレ、お風呂、洗面所) |
100万円〜200万円 |
壁紙の張り替え | 1,500円〜2,000円/㎡ |
床材の張り替え (フローリングの張り替え) |
2.5万円~4.5万円/畳 |
外壁塗装 | 70万円~ |
屋根塗装 | 70万円~ |
例えば、2,300万円の中古住宅を購入し、水回り4点の入れ替え、壁紙の張り替え、フローリングの張り替えを行い、リフォーム費用が700万円かかった場合、マイホームの取得費用は3,000万円となります。
このように、中古住宅を購入してリフォームをする場合は、住宅の購入費用とリフォーム費用の合計金額を意識しながら、予算に合う内容を検討することが大切です。
中古住宅のリフォーム事例
ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた中古住宅のリフォーム事例を紹介します。
中古住宅まるごとフルリフォーム(磐田市 I様邸)
施工内容 | ・間取り変更(2世帯仕様→単世帯仕様) ・内装改修 ・水まわり交換 |
---|---|
工事期間 | 2ヶ月 |
使用商材 |
・浴室:LIXILアライズ1818 ・キッチン:クリナップKT W2550 ・洗面化粧台:LIXIL MV ・トイレ:LIXIL ベーシアピタ,ベーシアハーモ ・内装建材:LIXILファミリーライン |
築年数 | 26年 |
工事費用 | 1,500万円 |
築26年の中古住宅を購入されたI様。もともとは2世帯住宅でしたが、建物の構造を弱くしないように注意しながら、単世帯でも使いやすい間取りへと変更しました。古さを感じる和室も一新し、和モダンでおしゃれな空間へと生まれ変わりました。
施工事例の詳細はこちら
二世帯の中古住宅をリフォーム(浜松市 K様邸)
施工内容 | ・水まわり設備工事 ・内装工事 ・外壁塗装屋根工事 ・外構工事 |
---|---|
工事期間 | 3ヶ月 |
使用商材 |
・キッチン:LIXIL AS |
築年数 | 24年 |
工事費用 | 約1,100万円 |
もともと二世帯住宅の間取りとして出ていた中古住宅のご紹介からリフォーム工事まで、一括して遠鉄にてご提案。物件のご紹介時からリフォームをした方がいい箇所やご希望をお伺いし、物件購入とリフォーム工事費用をまとめてお考えいただきました。
「キッチンは1つにして洋室を増やしたい」「リビングダイニングは明るくしたい」「駐車場も増やしたい」などさまざまなご要望に沿ったリフォームを実現できました。
施工事例の詳細はこちら
まとめ
マイホームの購入を検討する際は、ぜひ中古住宅の購入とリフォームを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
中古住宅であれば、新築住宅よりも安い価格で購入でき、家族構成やライフスタイルに合わせたリフォームを実施することが可能です。ただし、中古住宅のリフォームは、物件選びやリフォーム内容の選択など、慎重に検討しなければなりません。
中古住宅であれば、新築住宅よりも安い価格で購入でき、家族構成やライフスタイルに合わせたリフォームを実施することが可能です。ただし、中古住宅のリフォームは、物件選びやリフォーム内容の選択など、慎重に検討しなければなりません。
遠鉄のリフォームでは、物件選びからリフォームのご相談まで、トータルでサポートいたします。
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戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/
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