リフォーム研究室

閉じる カテゴリーを表示する

雨戸の後付け・交換費用はいくら?DIYでの取り付けをおすすめできない理由

雨戸は、窓の外側に設置する住宅設備です。住まいの防犯性や防災性を高め、暑さ・寒さ対策としても役立ちます。しかし「雨戸がないので後付けしたい」「年月とともに雨戸が劣化してきたので交換したい」とお考えの人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、雨戸の後付けや交換について、リフォーム方法や費用相場を詳しく解説します。DIYでの雨戸設置がおすすめできない理由についても紹介していますので、ぜひリフォームの参考にしてください。

雨戸の後付け・交換は可能?

一般的な戸建て住宅であれば、1階でも2階でも雨戸の後付けや交換が可能です。雨戸を後付けする場合は、以下のような流れで工事を行います。

1.外壁に穴をあけ、下地工事を行う
2.雨戸の支柱、レール、戸袋、シャッターケースなどを設置する
3.雨戸本体を設置する


すでに設置されている雨戸を新しいものに交換する際は、既存の雨戸と付随するパーツを取り外し、新しい雨戸とパーツを取り付けます。

雨戸の後付け・交換ができないケース

一般的には、後付けや交換が可能な雨戸ですが、以下のようなケースでは後付け・交換ができないため注意しましょう。

マンションの場合

マンションの場合、窓や外壁はマンションの「共用部分」に該当します。マンションの共用部分は、区分所有者(住人)が個人でリフォームできないため、外壁に穴をあける雨戸の後付けもできません。

マンションで窓の防犯性や断熱性を向上させたい場合は、雨戸の後付けではなく、内窓の設置など、専有部分に対するリフォームを検討しましょう。

窓の形状や設置位置が特殊な場合

戸建て住宅でも、以下のような場合は、雨戸の後付けが難しいケースもあります。

・外壁から大きく突出している出窓
・大型の掃き出し窓
・特殊な形状の窓
・窓周りにレールや戸袋、シャッターケースを設置するスペースがない窓


外壁から大きく突出している出窓の場合、シャッター形状の雨戸の取り付けが難しい場合も少なくありません。また、大型の掃き出し窓や特殊な形状の窓の場合、サイズや形が合う雨戸の既製品がないため、後付けできないケースもあるでしょう。

雨戸を設置する際は、雨戸本体のほかに支柱やレール、戸袋、シャッターケースなどの付随パーツを取り付ける必要があります。こうしたパーツを取り付けるスペースが確保できない窓も、雨戸の後付けは難しいでしょう。

雨戸の種類

ひとことに雨戸といっても、形状や開閉の仕方によってさまざまな種類があります。雨戸の後付け・交換を検討する際は、雨戸の種類ごとの特徴を理解しておくことも大切です。

引き戸タイプ

一般的なタイプの雨戸で、横引き戸タイプと引き違い戸タイプがあります。

価格が安い点がメリットですが、雨戸本体と同じサイズの戸袋の設置スペースが必要になります。また、雨戸自体に重量があるため、開閉に手間がかかる点がデメリットとしてあげられます。

ルーバータイプ

ルーバーと呼ばれる細長い羽根のようなパーツが取り付けられている雨戸です。雨戸自体を動かさなくても、ルーバーの角度を変えることで、通風や採光も可能です。

ルーバーを閉めても隙間が空くため、通気性が高いことがメリットですが、暴風雨の際は雨が隙間から侵入してしまうというデメリットもあります。

折れ戸(アコーディオン)タイプ

雨戸がじゃばら状になっていて、開けた際も省スペースに収納できる点が折れ戸(アコーディオン)タイプのメリットです。デザイン性も高いので、洋風住宅とも相性がいいでしょう。

ただし、一般的な引き戸タイプの雨戸に比べると、価格が高い傾向にあります。

シャッタータイプ

窓の上に取り付けたシャッターケースから引き出して開閉するタイプの雨戸です。防犯性能が高く、引き戸タイプに比べると省スペースで収納できるのもメリットです。

シャッタータイプの雨戸には、手動式と電動式があります。電動式は開閉が簡単ですが、その分価格が高くなります。

雨戸の後付け・交換費用

雨戸の後付け費用は、雨戸の種類によって異なりますが、一般的には1か所で5万円〜30万円が目安です。ただし、電動式のシャッタータイプの場合は、30万円以上かかる場合もあります。

また、既存の雨戸を取り外して、新しいものに交換する場合は、別途撤去費用として、1か所あたり5,000円〜1万円ほどかかります。

雨戸の後付け・交換はDIYでもできる?

雨戸の後付けや交換をDIYで行うのはおすすめできません。

雨戸を取り付ける際は、窓の大きさや位置に合わせて、適切な製品を選ぶ必要があります。
また、後付けの際は、外壁に穴をあける下地工事が必要になります。むやみに外壁に穴をあけると、外壁の劣化や雨漏りといった弊害を招く恐れもあります。

交換の場合でも、既存の雨戸を撤去する際に、外壁を傷つけてしまう可能性があります。また2階以上の窓への雨戸の取り付けは、高所の作業となります。誤って転落した場合は、大きな事故にもつながりかねません。

雨戸の後付けや交換は、DIYを避けて、プロのリフォーム会社に依頼するのをおすすめします。

雨戸を取り付けるメリット

雨戸には、住まいの機能性を高めるさまざまなメリットがあります。後付けや交換を検討中の方は、雨戸を取り付けるメリットを確認し、リフォームの必要性について検討しましょう。

ここからは、雨戸のメリットについて解説します。

防犯性が高まる

雨戸は、外からの視線を遮り、ガラス破りなどの空き巣の被害を防ぐことができます。とくに、金属製の雨戸の場合、破壊するのには時間がかかるため、取り付けているだけでも空き巣に対する抑止力になるでしょう。

台風や防風対策ができる

台風や暴風雨の際は、飛来物が窓ガラスを割ってしまう被害も見られます。割れたガラスでケガをしてしまったり、修理までの間生活に支障をきたしたりなど、被害は建物だけにはとどまりません。雨戸の設置は、こうした台風や防風による被害を防ぐことにも役立ちます。

暑さ・寒さ対策ができる

雨戸は、遮光性が高いため、日差しによる室内の温度上昇を抑える効果があります。また、雨戸を閉めることで、窓部分の断熱性も高まり、冬の冷たい外気が室内に侵入するのを防いでくれます。

さらに、雨戸の設置は室内の冷暖房効率を高めてくれるので、省エネ効果も期待できるでしょう。

雨戸リフォームの施工事例

ここからは、遠鉄のリフォームがてがけた雨戸リフォームの施工事例を紹介します。

雨戸の交換で防音改修(浜松市 N様邸)

Before
After
 
施工内容 ・サッシ工事
・板金工事
・サイディング工事
工事期間 10日
使用商材 YKKAP 防音サッシ CHCシリーズ
築年数 約30年以上
工事費用 約150万円

防音対策として、リフォームで木製の雨戸から金属製の雨戸に交換しました。防音製サッシは、建物の外観に合うシルバーを採用しました。雨戸を閉めても、明るいシルバーなので、暗い印象もありません。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

雨戸には住まいの防犯性や防災性、断熱性を高めてくれる役割があります。雨戸の後付けや交換は、リフォームでも可能です。雨戸の後付け・交換費用は、雨戸の種類や大きさによっても異なります。そのため、予算に合わせて適切な雨戸の種類を選ぶことが大切です。

雨戸のリフォームをお考えの方は、まずは、信頼できるリフォーム会社に相談してみてはいかがでしょうか。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。

■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/
■お客様の声を見る
https://www.entetsureform.com/voice/

こんな記事も読まれています