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雨樋の修理費用の相場とは?依頼先選びのポイントと火災保険についても解説

2023.9.18
雨樋が壊れていたり傾いていたりしても、暮らしに大きな影響を感じないことから、そのままにしている方も多いのではないでしょうか。

雨樋の故障や破損をそのままにしておくと、住まいに悪影響が生じてしまうかもしれません。
そのため、雨樋の傷みは放置せず、気づいた段階で修理を検討しましょう。

この記事では雨樋の修理費用の相場や依頼先を選ぶ際のポイントについて解説します。
火災保険や雨樋が壊れてしまう原因についても触れているため、ぜひ参考にしてください。

雨樋の役割とは?

雨樋とは屋根の端に取付けられた設備のことです。
屋根から流れ落ちる雨水を受け止め、適切な排水を促す役割があります。

雨樋がなく雨水が直接地面に流れ落ちてしまうと、落ちた雨水で跳ね返った泥が外壁を汚したり、屋根から落ちた雨水が通行人にかかってしまったりすることが考えられます。

また、外壁まわりの地面が濡れてしまうと、基礎を傷めるリスクも生じます。
雨水が地面を叩きつける音を、うるさく感じてしまうことも少なくありません。

このように雨樋は住まいとそこに住む人、さらに近隣の人々や通行人を守るために必要な設備なのです。

雨樋の修理・交換費用の相場

雨樋の修理・交換費用の相場は、下記の通りです。

 

修理・交換内容 費用相場
雨樋交換(1m) 6,000円〜1万円
雨樋全交換 30万円〜60万円
雨樋清掃 1万円〜3万円

雨樋の修理・交換費用は、雨樋の長さや形状、工事内容によって異なります。
また、付け直す雨樋の製品価格によっても、修理・交換費用は左右されます。

雨樋の交換・修理を検討する方は、工事の依頼先に見積もりを依頼し、必要な予算を把握しましょう。

雨樋の修理はどこに頼む?

雨樋の修理を依頼する先はさまざまです。

リフォーム会社や屋根施工会社、雨樋修理の専門会社であれば、専門技術や知識を備えているため、不安を抱くことなく任せられます。

また、ホームセンターでも、雨樋の修理・交換工事を請け負っているところもあります。
ただし、商品の選択肢が少なく、施工は外注になることが一般的です。

依頼先選びのポイント

雨樋の修理を依頼する際、どこに工事をお願いすれば良いのか、迷ってしまうかもしれません。

雨樋修理は、雨樋工事の実績豊富なリフォーム会社に依頼することをおすすめします。

雨樋の修理は高所作業です。
足場の上で安全を確保しながら、慎重で丁寧な作業が求められます。
また、適切な排水を行うためには、雨樋に角度をつけなくてはなりません。
雨樋の角度は製品タイプや住まいの形状、土地の状態などによって異なります。

雨樋修理の経験が豊富なリフォーム会社であれば、適切な工事を実現できるでしょう。

口コミや会社のHPなどから実績を確認し、実績豊富な会社をピックアップしてみてください。
また、相見積もりを取り、費用と施工内容のバランスに納得ができる会社を見極めることも大切です。

雨樋の修理を自分でするのは危険!

雨樋はホームセンターでも販売されています。
そのため「DIYで直せるのでは?」と考える方もいるかもしれません。

しかし自分で雨樋の修理をするのは、おすすめできません。

雨樋修理は高所での作業になるため、施工の経験がないと転落の危険性があります。
また、雨樋の設置には適切な傾斜やジョイント作業など、専門知識が必要です。

素人が施工すると、雨水が適切に排水されず、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
その結果、再度修理を依頼するケースも考えられます。

ケガやトラブル、余計な出費が発生する可能性があるため、雨樋の修理はDIYでおこなわず、専門の会社に依頼しましょう。

雨樋の修理で火災保険が適用される条件

雨樋が壊れた原因が台風や雪などの自然災害の場合、火災保険が適用される可能性があります。

ご自宅で加入している火災保険を確認し、該当している場合は問い合わせてみましょう。

ただし火災保険の補償を受けるためには、破損をしてから3年以内であることが条件となります。
壊れてから3年以上経過した雨樋を修理する場合、火災保険の補償は受けられません。

火災保険を適用する場合は、雨樋の破損を確認したら、なるべく早めに修理をしましょう。

雨樋が壊れることで生じる住まいのリスク

雨樋が壊れることで、次のようなリスクが生じます。

・住まいの外壁が汚れる
・住まいの基礎を傷める
・地面に落ちた雨水の騒音
・地面に落ちた雨水が通行人を濡らしてしまう
・雨漏りが生じる
・住まいにカビが発生しやすくなる

このように、雨樋が壊れることでさまざまなリスクが発生します。
雨漏りで住まいの湿気が増えたり、カビが発生したりすれば、健康面にも悪影響が出るかもしれません。
さらに、建物の基礎や躯体が劣化して、住まいの寿命が短くなってしまう可能性もあります。

雨樋の破損は放置せず、なるべく早く修理をしましょう。

雨樋が壊れてしまう主な原因と対策

雨樋が壊れてしまう主な原因を紹介します。

・雨樋に溜まったゴミ
・地震や台風・雪などによる破損
・経年劣化による変形
・カビ・苔・藻の発生
・つなぎ目・ジョイント部分の不具合
・支持金具のゆがみ

それぞれの詳細と対策方法について、見ていきましょう。

雨樋に溜まったゴミ

雨樋は砂や土、枯葉などのゴミが溜まりやすい場所です。
溜まったゴミを放置していると、排水口が詰まったり、重みで雨樋が歪んだりして、雨樋の破損につながることがあります。

雨樋に土避けや落葉避けを設置すれば、ゴミが溜まるのを防ぎ、雨樋の破損予防になります。

地震や台風・雪などによる破損

地震や台風、雪などの自然災害で雨樋が壊れてしまうケースは少なくありません。
自然災害による破損は火災保険が適用されます。

火災保険に加入をしている方は、保険会社に確認してみましょう。

経年劣化による変形

雨樋の寿命は約20年とされています。
長い間風雨に晒された雨樋は、雨樋そのものの劣化だけではなく、つなぎ目や金具の外れなど、部品の劣化も目立つようになります。

雨樋が完全に壊れてしまう前に、修理・交換を検討しましょう。

カビ・苔・藻の発生

長年放置された雨樋には、カビや苔・藻などが発生していることがあります。
これらは雨樋の排水を阻害するだけでなく、家の外観や内部にも影響を及ぼします。

つなぎ目・ジョイント部分の不具合

つなぎ目やジョイント部分に歪みが発生していると、屋根から流れた水がうまく排水されません。
その結果、雨樋として十分な機能を果たせなくなり、住まいを傷ませてしまうことにつながります。

つなぎ目・ジョイント部分の不具合は経年劣化や自然災害が原因となるだけでなく、施工不良によって発生することもあります。
信頼できる施工会社を見極めることが、より長く雨樋を使う上で大切です。

支持金具のゆがみ

雨樋を支える支持金具が歪んでいたり外れていたりすると、雨樋に負荷がかかります。
その結果、雨樋が傾いたり外れたりすることも考えられるでしょう。

支持金具のゆがみは、雨樋全体の交換につながるケースも少なくありません。
支持金具に異常を見つけたら、早めに修理を検討しましょう。

まとめ

雨樋には、住宅やそこに住む家族、近隣の人々を守る大切な役割があります。
壊れた状態を放置してしまうと、暮らしにも悪影響が生じるかもしれません。

雨樋の修理は施工経験が豊かなリフォーム会社に依頼をするのがおすすめです。
雨樋の気になる不具合を感じたら、早めに適切な修理をして、快適な住まいと暮らしを守りましょう。
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