リフォーム研究室
住まいの「階段」は、1階と2階をつなぐ重要な部分です。しかし、経年による老朽化が進んでしまった場合、階段の安全性に対して不安を抱く人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、階段のリフォームについて詳しく解説します。
工事内容別の費用相場やリフォーム時の注意点、具体的な施工事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
そこで今回は、階段のリフォームについて詳しく解説します。
工事内容別の費用相場やリフォーム時の注意点、具体的な施工事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【工事内容別】階段リフォームの費用相場
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
手すりの設置 | 約5~10万円 |
滑り止めの設置 | 約1~1.5万円 |
階段の上貼り(カバー工法) | 約15~30万円 |
階段のカーペット張り替え | 約4~8万円 |
階段下収納の設置 | 約10~15万円 |
階段の勾配を緩やかに変更 | 約100~150万円 |
階段の位置変更 | 約150~300万円 |
手すりの設置
費用相場:約5~10万円
階段は勾配があるため、転倒や落下のリスクがある場所です。
階段へ手すりを設置することで、利用者の転倒や落下を防ぎ、安全性を高めることができます。特にご高齢の方や身体的制約のある方にとって、階段の手すりは重要な役割を果たします。
また、高さが1mを超える階段の場合、建築基準法で手すりの設置が義務づけられています。階段を安全に使用するためにも、リフォームで適切な箇所に手すりを設置することをおすすめします。
階段は勾配があるため、転倒や落下のリスクがある場所です。
階段へ手すりを設置することで、利用者の転倒や落下を防ぎ、安全性を高めることができます。特にご高齢の方や身体的制約のある方にとって、階段の手すりは重要な役割を果たします。
また、高さが1mを超える階段の場合、建築基準法で手すりの設置が義務づけられています。階段を安全に使用するためにも、リフォームで適切な箇所に手すりを設置することをおすすめします。
滑り止めの設置
費用相場:約1~1.5万円
階段の滑り止めには、手すりと同じく、利用者の安全を確保するための重要な役割があります。
リフォームで滑り止めを設置する場合は、階段の踏み面の端に専用の滑り止め具を貼り、ビスなどで固定します。
DIY用の滑り止めテープも販売されていますが、テープが浮いたりズレたりすると、その部分に足が引っ掛かり逆に店頭のリスクが高まります。安全性を考慮するならば、DIYでの滑り止め設置は避けて、リフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
階段の滑り止めには、手すりと同じく、利用者の安全を確保するための重要な役割があります。
リフォームで滑り止めを設置する場合は、階段の踏み面の端に専用の滑り止め具を貼り、ビスなどで固定します。
DIY用の滑り止めテープも販売されていますが、テープが浮いたりズレたりすると、その部分に足が引っ掛かり逆に店頭のリスクが高まります。安全性を考慮するならば、DIYでの滑り止め設置は避けて、リフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
階段の上貼り(カバー工法)
費用相場:約15~30万円
階段の上張りとは、既存の踏み板と蹴込み板の上から新しい部材を重ねて貼るリフォームで「カバー工法」とも呼ばれています。
階段の見た目を一新し、安全性を高めるためには、階段を1度解体して作り直す方法もあります。しかし解体する方法は、コストが高く工期も長くなってしまいます。
階段の上張りであれば、コストと工期を抑えながら、階段の美観を高めて劣化を修繕できます。
階段の上張りとは、既存の踏み板と蹴込み板の上から新しい部材を重ねて貼るリフォームで「カバー工法」とも呼ばれています。
階段の見た目を一新し、安全性を高めるためには、階段を1度解体して作り直す方法もあります。しかし解体する方法は、コストが高く工期も長くなってしまいます。
階段の上張りであれば、コストと工期を抑えながら、階段の美観を高めて劣化を修繕できます。
階段のカーペット張り替え
費用相場:約4~8万円
カーペットの階段は、年月とともに汚れが目立ちやすく、ダニの被害なども気になります。またカーペットの種類によっては、劣化により滑りやすくなることもあります。
リフォームでは、既存のカーペットをはがして新しいカーペットへの張り替えが可能です。
また、カーペットからフローリングへ変更することもできるので、ライフスタイルや予算に合わせて選びましょう。
カーペットの階段は、年月とともに汚れが目立ちやすく、ダニの被害なども気になります。またカーペットの種類によっては、劣化により滑りやすくなることもあります。
リフォームでは、既存のカーペットをはがして新しいカーペットへの張り替えが可能です。
また、カーペットからフローリングへ変更することもできるので、ライフスタイルや予算に合わせて選びましょう。
階段下収納の設置
費用相場:約10~15万円
リフォームでは、階段下の壁を撤去して、新たに収納をつくることも可能です。
階段下収納の設置は「壁の解体」「収納内下地・内装の造作」「扉や照明の設置」などの工事を含みます。費用を抑えて収納を設置したい場合は、扉や照明はつけずに、収納棚だけを取り付ける方法もあります。
ただし、階段の壁に建物の補強のための「筋交い」が入っていたり、壁そのものが構造を支えている場合は、撤去が難しい場合もあります。
リフォームでは、階段下の壁を撤去して、新たに収納をつくることも可能です。
階段下収納の設置は「壁の解体」「収納内下地・内装の造作」「扉や照明の設置」などの工事を含みます。費用を抑えて収納を設置したい場合は、扉や照明はつけずに、収納棚だけを取り付ける方法もあります。
ただし、階段の壁に建物の補強のための「筋交い」が入っていたり、壁そのものが構造を支えている場合は、撤去が難しい場合もあります。
階段の勾配を緩やかに変更
費用相場:約100~150万円
築年数が経過している住宅では、階段が急勾配になっている場合があります。急勾配の階段は、上り下りが難しいことに加えて、転倒や落下のリスクも高くなるため、リフォームで勾配を緩やかに変更するのがおすすめです。
階段の勾配を緩やかに変更するリフォームでは、階段の踏み面の幅を広げ、さらに段数を増やす方法が一般的です。階段自体のスペースは広くなりますが、その分、勾配も緩やかになります。
ただし、住宅の状態や階段の位置によっては、既存の階段を解体して架け替える工事が必要になる場合もあります。
築年数が経過している住宅では、階段が急勾配になっている場合があります。急勾配の階段は、上り下りが難しいことに加えて、転倒や落下のリスクも高くなるため、リフォームで勾配を緩やかに変更するのがおすすめです。
階段の勾配を緩やかに変更するリフォームでは、階段の踏み面の幅を広げ、さらに段数を増やす方法が一般的です。階段自体のスペースは広くなりますが、その分、勾配も緩やかになります。
ただし、住宅の状態や階段の位置によっては、既存の階段を解体して架け替える工事が必要になる場合もあります。
階段の位置変更
費用相場:約150~300万円
階段の位置を変更する場合は、階段だけではなく住宅を支える壁や柱の位置も見直す場合があります。住宅の一部を解体して作りかえるため、大がかりな工事となり費用も150万円以上かかるでしょう。
階段の位置を変更する場合は、階段だけではなく住宅を支える壁や柱の位置も見直す場合があります。住宅の一部を解体して作りかえるため、大がかりな工事となり費用も150万円以上かかるでしょう。
階段の上貼りはDIYでもできる?
階段のリフォームで多いのは、既存の踏み板の上から新しい部材を取り付ける「階段の上貼り」です。
新しい部材を取り付ける作業なので「DIYでもできるのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、DIYでの階段リフォームは上級者向けの作業になるため、初心者にはおすすめできません。
上貼りをする場合、まずは踏み板や蹴込み板のサイズに合わせて部材をカットする必要があります。サイズがあっていないと隙間ができて汚れが溜まったり、上板が剥がれたりする可能性があるのです。
また、部材の貼りつけが適切でないと、上板の浮きや剥がれが生じるケースもあります。
階段は安全性の確保が重要な場所です。大がかりなDIY経験が少ない方は、専門のリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
新しい部材を取り付ける作業なので「DIYでもできるのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、DIYでの階段リフォームは上級者向けの作業になるため、初心者にはおすすめできません。
上貼りをする場合、まずは踏み板や蹴込み板のサイズに合わせて部材をカットする必要があります。サイズがあっていないと隙間ができて汚れが溜まったり、上板が剥がれたりする可能性があるのです。
また、部材の貼りつけが適切でないと、上板の浮きや剥がれが生じるケースもあります。
階段は安全性の確保が重要な場所です。大がかりなDIY経験が少ない方は、専門のリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。
階段リフォームの注意点
安全で使いやすい階段にリフォームするためには、事前に知っておくべき注意点もあります。
建築基準法に基づいた階段設計
階段には建築基準法で定められた基準があり、リフォームの際はこの基準を守る必要があります。一般的な住宅の場合、階段の各部位の基準は以下のとおりです。
「蹴上げ」とは、階段1段の高さのことです。「踏み面」は、実際に足をのせる部分を指し、寸法はその奥行きを示しています。また、階段の高さ4mごとに踊り場を設置するという決まりもあります。
ただし、建築基準法で定められた基準は、安全性確保のための最低寸法です。実際に上り下りがしやすい寸法は、蹴上げが15cm前後、踏み面が20〜30cm前後が目安になります。
階段・踊場の幅 | 75cm以上 |
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蹴上げ | 23cm以下 |
踏み面 | 15cm以上 |
「蹴上げ」とは、階段1段の高さのことです。「踏み面」は、実際に足をのせる部分を指し、寸法はその奥行きを示しています。また、階段の高さ4mごとに踊り場を設置するという決まりもあります。
ただし、建築基準法で定められた基準は、安全性確保のための最低寸法です。実際に上り下りがしやすい寸法は、蹴上げが15cm前後、踏み面が20〜30cm前後が目安になります。
安全性を重視
階段をリフォームする際に、1番重視したいのは「安全性」です。手すりや滑り止めの設置、勾配の変更などは、階段を安全に使用するために重要なポイントですが、その他にも意識したい点があります。
例えば、階段が薄暗いと足元がよく見えず、階段を踏み外してしまうかもしれません。明るさが気になる場合は、照明を設置するといいでしょう。人感センサーの足元ライトなどは、夜間でも自動で明かりがつくので安心です。
また、階段の上貼りやカーペットの張り替えでも、見た目の好みに加えて、滑りにくさなど安全面についてもしっかり確認しましょう。
例えば、階段が薄暗いと足元がよく見えず、階段を踏み外してしまうかもしれません。明るさが気になる場合は、照明を設置するといいでしょう。人感センサーの足元ライトなどは、夜間でも自動で明かりがつくので安心です。
また、階段の上貼りやカーペットの張り替えでも、見た目の好みに加えて、滑りにくさなど安全面についてもしっかり確認しましょう。
階段リフォームの施工事例
ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた階段リフォームの施工事例を紹介します。
鉄骨階段が主役のリビングへ(浜松市 M様邸)
施工内容 | ・階段工事 |
---|---|
工事期間 | 3日 |
使用商材 | ・カツデンアーキテック シースルー階段 |
築年数 | 16年 |
工事費用 | 約100万円 |
家族構成が変わられるタイミングで、間取り変更のご希望をいただきました。その中で、階段の位置を変更する必要性があったため、リビングの吹き抜け空間を利用してオープンな鉄骨階段をご提案。
背面の壁にアクセントクロスを貼ることで、リビングのイメージがスタイリッシュに一新しました。
施工事例の詳細はこちら
階段を一新!収納も大きくなりました(磐田市 I様邸)
施工内容 | ・間取り変更(2世帯仕様→単世帯仕様) ・内装改修 ・水まわり交換 |
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工事期間 | 2ヶ月 |
使用商材 | ・浴室:LIXILアライズ1818 ・キッチン:クリナップKT W2550 ・洗面化粧台:LIXIL MV ・トイレ:LIXIL ベーシアピタ,ベーシアハーモ ・内装建材:LIXILファミリーライン |
築年数 | 26年 |
工事費用 | 1,500万円 |
中古住宅を購入し、フルリフォームをされたI様。階段のスペースを広げ、内装と収納扉も変更しました。広々としたスペースは、ピアノを演奏する空間にされるそうです。
施工事例の詳細はこちら
まとめ
住まいの階段は、上下の階をつなぐ生活に欠かせないスペースです。階段には転倒や落下といったリスクもあるため、経年劣化などが原因で安全性に不安を抱えている場合は、リフォームを検討するのがおすすめです。
階段のリフォーム工事は多岐にわたります。ライフスタイルや家族構成、住宅の状態によっても、適切な工事内容は変わります。
ご自宅の階段リフォームをお考えの方は、まずは実績豊富なリフォーム会社に相談することから始めてみましょう。
階段のリフォーム工事は多岐にわたります。ライフスタイルや家族構成、住宅の状態によっても、適切な工事内容は変わります。
ご自宅の階段リフォームをお考えの方は、まずは実績豊富なリフォーム会社に相談することから始めてみましょう。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
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