リフォーム研究室
ベランダ・バルコニーリフォームの費用相場は?工事内容ごとに詳しく解説
2023.7.17
ベランダやバルコニーは、マイホームの一部でありながら、外とつながる場所です。洗濯物を干したりアウトドア用品のメンテナンスをしたりなど、活用の幅が広いのもベランダやバルコニーの魅力です。
しかし「年月とともにベランダの劣化が気になり始めた」「バルコニーの水はけが悪く、雨漏りが心配」などのお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ベランダ・バルコニーのリフォームについて詳しく解説します。気になるリフォーム費用の相場や注意点などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
しかし「年月とともにベランダの劣化が気になり始めた」「バルコニーの水はけが悪く、雨漏りが心配」などのお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ベランダ・バルコニーのリフォームについて詳しく解説します。気になるリフォーム費用の相場や注意点などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ベランダとバルコニーの違い
ベランダ・バルコニーのリフォームについてチェックする前に、それぞれの違いについて理解しておくことが大切です。
ベランダとバルコニーの大きな違いは「屋根の有無」と「設置する階数」です。
・ベランダ:家屋からせり出した屋根のある室外部分。
・バルコニー:家屋からせり出した屋根のない室外部分。2階以上に設置されている。
家屋からせり出した屋根のない室外部分で、1階にあるものは「テラス」と呼ばれるのが一般的です。
リフォームをお考えの場所がベランダとバルコニー、どちらに該当するのかを把握しておくことで、リフォーム内容の検討やリフォーム会社との打ち合わせがスムーズに進みます。
ベランダとバルコニーの大きな違いは「屋根の有無」と「設置する階数」です。
・ベランダ:家屋からせり出した屋根のある室外部分。
・バルコニー:家屋からせり出した屋根のない室外部分。2階以上に設置されている。
家屋からせり出した屋根のない室外部分で、1階にあるものは「テラス」と呼ばれるのが一般的です。
リフォームをお考えの場所がベランダとバルコニー、どちらに該当するのかを把握しておくことで、リフォーム内容の検討やリフォーム会社との打ち合わせがスムーズに進みます。
ベランダ・バルコニーリフォームの費用相場
ベランダやバルコニーのリフォーム費用の相場は、工事内容によって大きく異なります。
ここからは、工事の内容ごとに費用相場を詳しく見ていきましょう。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
ベランダ・バルコニーの防水リフォーム | 9万~18万円 |
ベランダ・バルコニーの手すり交換 | 10万~30万円 |
バルコニーへの屋根設置 | 7万~16万円 |
ベランダ・バルコニーからサンルームへの変更 | 30万~55万円 |
ベランダ・バルコニーの増設 | 25万~80万円 |
足場の設置 | 10万~20万円 |
防水工事や手すり交換など部分的な修繕であれば、10万〜30万円前後で工事可能です。しかし、ベランダやバルコニーの増設といった大がかりな工事になると50万円以上の費用がかかることもあります。
ここからは、工事の内容ごとに費用相場を詳しく見ていきましょう。
ベランダ・バルコニーの防水リフォーム
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
ウレタン防水(塗膜防水) | 6万~8万円 |
FRP防水(塗膜防水) | 8万~10万円 |
シート防水 | 5万~8万円 |
トップコート塗装 | 4万~8万円 |
ベランダやバルコニーの床面は、下地の上に「防水層」と「トップコート」を重ねることで防水性を維持しています。防水工事では、この防水層とトップコートを補修します。
防水層の補修方法には、ウレタンやFRP(繊維強化プラスチックス)といった素材でできた防水塗料を重ね塗りする「塗膜防水」と、合成ゴムや塩化ビニールなどのシートを張る「シート防水」の2種類があります。
防水層の補修を行ったら、上からトップコートを塗装します。
ベランダ・バルコニーの防水リフォームの費用は、トータルで9万〜18万円ほどになります。
ベランダ・バルコニーの手すり交換
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
手すりの設置 | 10万~30万円 |
ベランダやバルコニーの手すりが劣化していると、思わぬ事故につながってしまいます。そのため、5年を目安に点検を行い、10〜15年のサイクルで手すりの交換を検討しましょう。
手すり交換の費用には、既存の手すりの撤去と新しい手すりの本体代金、設置費用が含まれます。手すりの素材によって、価格は大きく変わります。
バルコニーへの屋根設置
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
バルコニーへの屋根設置 | 7万~16万円 |
バルコニーは屋根がないため、日当たりがよく開放感のある空間を楽しめます。しかし、雨風にさらされるため、汚れや劣化の心配もあるでしょう。
バルコニーの雨風による劣化を防ぐためには、屋根の設置という選択肢があります。また、バルコニーからの日差しが強く、室内が暑くなるような場合も、屋根の設置がおすすめです。
ベランダ・バルコニーからサンルームへの変更
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
テラス囲いの設置 | 30万~55万円 |
サンルームはベランダやバルコニーとは違い、雨や風、花粉の影響を気にせず使用できるスペースです。天候に左右されずに洗濯物を干せたり、子どもやペットの遊び場として活用したりと、用途の幅が広いのも魅力です。
ベランダやバルコニーをサンルームに変更する場合は「テラス囲い」と呼ばれるエクステリア商品を設置するのがおすすめです。
テラス囲いは、ベランダの四方(バルコニーの四方+屋根)を、ポリカーボネート素材の囲いで覆うものです。
テラス囲いは、厳密な意味では、ガラス製のサンルームとは異なります。しかし、サンルームを新設するよりも安価に設置できるため、ベランダをサンルームのように使用したい場合におすすめです。
ベランダ・バルコニーの増設
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
屋根置き式 | 25万~40万円 |
柱建て式 | 35万~80万円 |
リフォームでは、新しくベランダやバルコニーを増設することも可能です。ベランダやバルコニーの増設には、次の2つの方法があります。
・屋根の上に増設する(屋根置き式)
・柱を建てて増設する(柱建て式)
屋根置き式は、1階の屋根の上にベランダを設置する方法です。屋根の補強工事が必要になる場合もありますが、柱建て式よりも費用を抑えられるのが一般的です。
柱置き式は、地面に支柱を建てて2階にベランダを増設する方法です。しっかりと柱で支えているため、屋根置き式よりも強度が高く、広いベランダの増設も可能です。
足場の設置
工事内容 | 費用相場 |
足場の設置 | 10万~20万円 |
ベランダやバルコニーのリフォームは、工事内容によっては足場の設置が必要になることもあります。費用は足場設置の範囲によって異なりますが、10万〜20万円ほどです。
比較的まとまった費用がかかるため、足場設置が必要となる外壁塗装のタイミングで、同時にベランダのリフォームを検討すると、トータルのコストを抑えられる場合もあります。
ベランダ・バルコニーリフォームの注意点
防水性・耐水性を重視する
ベランダやバルコニーは、外とつながる部分であり、天候が悪い日には雨で濡れてしまいます。
ベランダやバルコニーの防水性・耐水性が低いと、水はけが悪くなりカビやコケが発生してしまうことも。さらに、ベランダの床に雨水がしみこみ、雨漏りを引き起こす可能性もあるのです。
ベランダのリフォームを検討する際は、まずはベランダの劣化状況を確認し、防水工事を行う必要性から考えましょう。
ベランダやバルコニーの防水性・耐水性が低いと、水はけが悪くなりカビやコケが発生してしまうことも。さらに、ベランダの床に雨水がしみこみ、雨漏りを引き起こす可能性もあるのです。
ベランダのリフォームを検討する際は、まずはベランダの劣化状況を確認し、防水工事を行う必要性から考えましょう。
マンションの場合は管理規約を確認
戸建ての場合は、ベランダの使用目的や好みのデザインに合わせて、自由にリフォームが可能です。しかし、マンションの場合、ベランダは「共有部分」に該当するため、個人の判断で勝手にリフォームすることはできません。
マンションのベランダは、火災などの緊急時に使用する「避難経路」になっています。そのため、個人で行うリフォームはもちろん、避難経路を妨害するような荷物を置くことも禁止されています。
ただし、マンションによっては「ベランダの床面にタイルを敷く」などのリフォームであれば可能な場合もあります。マンションのベランダのメンテナンスをお考えの方は、まずはマンションの管理規約を確認しましょう。
マンションのベランダは、火災などの緊急時に使用する「避難経路」になっています。そのため、個人で行うリフォームはもちろん、避難経路を妨害するような荷物を置くことも禁止されています。
ただし、マンションによっては「ベランダの床面にタイルを敷く」などのリフォームであれば可能な場合もあります。マンションのベランダのメンテナンスをお考えの方は、まずはマンションの管理規約を確認しましょう。
ベランダの増設では「建ぺい率」「容積率」に注意
ベランダを増設する場合、事前に確認しておく必要があるのが「建ぺい率」と「容積率」です。
建ぺい率と容積率は、敷地面積に対する建物の広さや大きさを制限する数値です。ベランダを増設する際は、指定されている建ぺい率や容積率を超えないように注意が必要です。
建ぺい率と容積率は、敷地面積に対する建物の広さや大きさを制限する数値です。ベランダを増設する際は、指定されている建ぺい率や容積率を超えないように注意が必要です。
ベランダの増設では「建築確認申請」が必要な場合も
建築確認申請とは、新たに建物を建てる際に、その建物が建築基準法などに則っているかを確認するための審査です。ベランダを増設する際も、住宅のある地域やベランダの面積によっては、建築確認申請が必要な場合があります。
ただし「防火地域又は準防火地域以外で、増築の床面積が10平方メートル未満のもの」に該当する場合は、建築確認申請は不要です。
ただし「防火地域又は準防火地域以外で、増築の床面積が10平方メートル未満のもの」に該当する場合は、建築確認申請は不要です。
ベランダ・バルコニーのリフォーム事例紹介
ここからは、遠鉄のリフォームが手がけたベランダ・バルコニーのリフォーム事例を紹介します。
バルコニーのリフォームでおしゃれな外観に(浜松市 S様邸)
施工内容 | ・外装改修工事 ・足場組立工事 ・外壁洗浄工事 ・一部塗装工事 ・カルセラ施工 ・バルコニーFRP防水工事 |
---|---|
工事期間 | 12日 |
使用商材 | ・外装材 カルセラ |
築年数 | 約9年 |
工事費用 | 約36万円 |
外観のアクセントになっていたバルコニーの塗装箇所が汚れてきてしまい、気になっていたS様。レンガ調の超軽量セラミックタイル「カルセラ」の施工をご提案しました。
バルコニーの防水工事や軒天井の塗装も行い、すっきりリフレッシュしました。
施工事例の詳細はこちら
ベランダをサンルームに!(浜松市 T様邸)
施工内容 | サッシ追加工事 |
---|---|
工事期間 | 1日 |
使用商材 | 三協立山アルミ「晴れもようⅢ」 |
築年数 | 4年 |
工事費用 | 約40万円 |
ご家族みなさんが花粉や黄砂に敏感で、洗濯物に花粉や黄砂が付着することに悩まれていたT様。
設計図書の確認と現地調査を実施したところ、ベランダがインナーバルコニーとなっており、上部垂れ壁とアルミ手摺の奥行きが同寸だったため、アルミの手すりを取り除き、その部分に開閉の出来るサッシを設置することご提案しました。
デザインもシンプルで、施工前と比べても違和感のない仕上がりに。また、花粉や黄砂に悩むことなく、洗濯干しができるようになりました。
施工事例の詳細はこちら
まとめ
ベランダのリフォームでは、防水工事や手すり交換、屋根の設置など部分的なリフォームから、サンルームへの変更、ベランダの増設といった大がかりな工事まで幅広い選択肢があります。
そのため、ベランダの使用目的や劣化状況などを把握して、希望に合わせた工事内容を選ぶことが大切です。ベランダのリフォームでお悩みの方は、まずは実績豊富なリフォーム会社に相談することから始めてみましょう。
そのため、ベランダの使用目的や劣化状況などを把握して、希望に合わせた工事内容を選ぶことが大切です。ベランダのリフォームでお悩みの方は、まずは実績豊富なリフォーム会社に相談することから始めてみましょう。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/
■お客様の声を見る
https://www.entetsureform.com/voice/
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/
■お客様の声を見る
https://www.entetsureform.com/voice/