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外壁リフォームの費用相場は?カバー工法と張り替えの違いや補助金制度を解説

マイホームの第一印象を左右する外壁。しかし、年月とともに外壁の劣化が気になり始めた人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、外壁リフォームについて詳しく解説します。外壁リフォームの種類や費用相場、利用できる補助金制度についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

リフォーム前にチェック!外壁の種類とリフォームのタイミング

外壁リフォームを検討する前に、まずは外壁の種類や特徴について理解しておくことが大切です。外壁材は種類ごとにリフォームのタイミングも異なります。

サイディング

サイディングとは、住宅の外壁に使用される板状の外壁材です。工場で加工されるサイディングは、品質が安定しており、デザインや種類も豊富です。

サイディングは使用される素材ごとに、次の4種類に分かれます。ご自宅の外壁材の特徴やリフォームのタイミングをチェックしておきましょう。
サイディングの種類 特徴 リフォームのタイミング
窯業サイディング ・繊維質を練り込んだセメント製サイディング
・住宅での使用率が高い
・デザインが豊富
・強度、耐火性が高い
・外壁塗装のタイミング:9~12年毎
・張り替えのタイミング:20~40年
金属系サイディング ・ガルバリウムなどの鋼板製サイディング
・断熱性、耐震性が高い
・メタリックな質感
・窯業サイディングより価格が高め
・外壁塗装のタイミング:10~15年毎
・張り替えのタイミング:20~40年
木質系サイディング ・天然の木材の板を塗装したサイディング
・断熱性が高い
・腐食しやすく、防火性が低い
・価格が高い
・外壁塗装のタイミング:10~15年毎
・張り替えのタイミング:15~40年
樹脂系サイディング ・塩化ビニル樹脂製のサイディング
・耐久性と耐候性が高い
・頻繁なメンテナンスが不要
・日本での採用は少なく、価格が高い
・外壁塗装のタイミング:20年前後は塗装不要
・張り替えのタイミング:20~50年

モルタル

・外壁塗装のタイミング:5~10年毎に
・張り替えのタイミング:30年前後

モルタルとは、セメントと砂、水を混ぜ合わせた外壁材です。古くから日本の住宅の外壁に使用されており、職人の手作業で仕上げるため、意匠性の高さやオリジナリティが魅力です。

しかし、モルタルはひび割れしやすいという特徴もあります。雨漏りや外壁の劣化を防ぐためには、適切なメンテナンスが必要です。

タイル

・外壁塗装のタイミング:塗装は行わず定期的にコーキング補修を行う
・張り替えのタイミング:30~40年

高級感と重厚感のある雰囲気が魅力のタイルは、粘土を主原料に作られています。耐久性や耐火性が高いことが特徴ですが、コーキングの劣化によって雨漏りのリスクが高くなるため、コーキングのメンテナンスが欠かせません。

また、施工の手間がかかるため、サイディングよりも建築費が高くなるのが一般的です。

ALC

・外壁塗装のタイミング:10~15年毎
・張り替えのタイミング:50~60年

ALCとは、軽量気泡コンクリート製の外壁材のことです。サイディングと同じく、工場で加工されているため、施工が早く品質が安定しています。

耐火性と耐久性が高く、火災でも燃えにくいことがメリットです。ただし、気泡のあるコンクリート素材のため、防水性の低下を防ぐためには、定期的な塗装でメンテナンスを行う必要があります。

外壁リフォームの費用相場

外壁リフォームには、主に次の4つの工事があります。

・外壁のカバー工法
・外壁の張り替え
・外壁塗装
・コーキングの補修

それぞれの費用相場について、詳しく見ていきましょう。
※費用相場は、30坪前後の一般的な戸建て住宅を想定した価格です。

外壁のカバー工法の費用相場

・費用相場:150~250万円

外壁のカバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外壁材を張る方法です。

既存の外壁材の撤去・廃棄作業が必要ないため、張り替えよりも費用を抑えられる点がメリットです。外壁材が二重になることから、住まいの断熱性の向上も期待できます。

ただし、外壁の下地が劣化している場合は、カバー工法で対応できないケースもあります。
また、外壁材が二重になるため、建物自体が重たくなります。そのため、カバー工法で外壁をリフォームする場合は、軽量な金属系サイディングを使用するのが一般的です。

外壁の張り替えの費用相場

・費用相場:200~300万円

外壁の張り替えとは、既存の外壁材を解体して、新しい外壁材を張る方法です。

必要に応じて下地の補修も行えるので、築年数を重ねた住宅におすすめの方法です。また、既存の外壁材の劣化状況などから、カバー工法を採用できない場合は、張り替えによるリフォームを検討しましょう。

張り替えは、既存の外壁材の解体・撤去が必要になるため、カバー工法よりも費用が高くなるのが一般的です。

外壁塗装の費用相場

費用相場:80万円~

外壁塗装とは、外壁材の上から塗料を塗るリフォームです。

外壁用塗料には「アクリル系塗料」「ウレタン系塗料」「シリコン系塗料」「フッ素系塗料」などの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

また、塗料ごとに塗装の費用や耐用年数が異なるため、ご自宅の状況や予算に合わせた塗料を選ぶことが大切です。

外壁塗装については、以下の記事もご覧ください。
>>外壁塗装の耐用年数はどれくらい?長持ちさせるコツも解説!
>>外壁塗装の塗料の種類を徹底解説!選び方のポイントもご紹介

コーキングの補修

・費用相場:30~45万円

コーキングとは、サイディングやALC、タイルの継ぎ目を埋める充填剤です。

コーキングは年月とともに劣化して、ひび割れやコーキングの切れが生じます。コーキングの劣化を放置していると、外壁の防水性が低下して、雨漏りを引き起こす可能性もあるため、定期的なメンテナンスが大切です。

こんなサインが見られたら外壁リフォームを検討しよう

外壁リフォームは、外壁材の種類や塗料の種類によって異なりますが、10〜15年毎で塗装を、築20〜40年頃で張り替えを検討するのが一般的です。

ただし、次のような劣化サインが見られたら早めにリフォームを検討するのをおすすめします。

・チョーキング(外壁を手でこすると粉が付着する現象)
・サビやカビの発生
・色あせ
・大きなひび割れ
・塗膜の剥がれ
・コーキングの亀裂、剥がれ

これらの劣化サインを放置していると、住宅の構造躯体にまで影響を与える場合があるので注意しましょう。

外壁リフォームで使える補助金制度

外壁リフォームでは、まとまった費用が必要になります。少しでも費用を抑えてリフォームしたい人は、補助金制度もチェックしておきましょう。

こどもエコすまい支援事業

※こどもエコすまい支援事業は、2023年9月28日に交付申請(予約含む)の受付を終了しました。

こどもエコすまい支援事業とは、子育て世帯や若者夫婦世帯を中心に、高い省エネ性能を有する住宅(ZEHレベル)の取得や省エネリフォームをサポートする補助金事業です。

リフォームに対する補助金額は、最大で1戸あたり60万円です。

以下のような外壁リフォームは、こどもエコすまい支援事業の補助金対象になります。
  • 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修

ただし、補助金の対象となるためには、こどもエコすまい支援事業が指定する対象製品を使用することなど、所定の条件があります。

こどもエコすまい支援事業については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

>>こどもエコすまい支援事業はリフォームでもOK!補助金の対象条件や補助金上限を解説

自治体の補助金制度

外壁リフォームで利用できる補助金制度は、各自治体でも実施している場合があります。ただし、各自治体の補助金制度は年度ごとに実施の有無や内容が変更になるケースが一般的です。

お住まいの地域の補助金情報については、各自治体のHPを確認してみましょう。

また、地域密着型のリフォーム会社であれば、自治体の補助金情報にも精通しています。まずは、信頼できるリフォーム会社に相談してみるのもおすすめです。

外壁リフォームの施工事例

ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた外壁リフォームの施工事例を紹介します。

外壁のカバー工法で性能も耐久性もUP!(浜松市 K様邸)

Before
After
施工内容 ・通気胴縁(金属製)入れ
・金属製サイディング張り
工事期間 20日
使用商材 ・旭トステム Danサイディング
築年数 20年
工事費用 約300万円

築20年の住宅で、10年前に外壁塗装をしていましたが、色あせが見られ始めましたK様邸。

塗膜のチョーキングやサイディングの湿気、将来的な外壁材の劣化なども気になっていたため、耐久性や断熱性、そして壁体内の通気性を考慮して、金属サイディングのカバー工法をご提案。

外壁リフォームによって、すっきりとした外観に生まれ変わりました。

施工事例の詳細はこちら

外壁の吹き付け塗装でリフレッシュ!(浜松市 T様邸)

Before
After
施工内容 ・外壁、その他金属部塗装工事
・シーリング工事
・その他工事(テラス・アンテナ脱着工事・コウモリ対策工事)
工事期間 約24日
使用商材 ・外壁吹付塗料:水性グラニエレガンクイーン
※複数色の色が付き、石目調のカラーリングになります。
※塗装後のテカリが無く、自然な仕上がりが特徴です。
築年数 約24年
工事費用 約180万円

外壁シーリングに劣化は見られたものの、外壁面に大きな問題のなかったT様邸。

外壁塗膜の状態も悪くありませんでしたが、雨樋や鉄部の塗装が退色していたため、T様のご要望に合わせて「吹き付け塗装」のご提案をさせていただきました。

吹き付け塗装は、手塗りローラー塗装と容量や工事対策も異なるため、慣れている会社や職人に依頼するのがポイントです。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

外壁リフォームには、外壁のカバー工法、外壁の張り替え、外壁塗装、コーキングの補修などさまざまな工事があります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、屋根の状態に合わせて、適切な工事内容を選ぶことが大切です。

外壁リフォームの工事内容によっては、補助金制度の利用も検討できます。まずは信頼できるリフォーム会社に相談してみることから始めてみましょう。
静岡県西部・浜松のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
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