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リビングを間仕切りして活用しよう!間仕切りの方法やリフォーム費用は?

リビングを多目的に活用したい場合におすすめなのが、リビングの「間仕切り」です。
リビングを間仕切りすると新たなスペースができるため、子供部屋やワークスペースなどに使うことも可能です。

この記事では、リビングの間仕切りの方法やリフォーム費用について解説します。
リビングを間仕切りするメリット・デメリットについても説明しているので、ぜひ参考にしてください。

リビングを間仕切りするメリット

リビングを間仕切りする最大のメリットは、何といっても空間を有効活用できることです。
どのような使い方があるのか、具体的な内容について見ていきましょう。

個室を増やせる

リビングを間仕切りすると、新たなプライベート空間が誕生します。
個室がひとつ増えることになるため、目的に応じて色々と活用できて便利です。

例えば小さなお子さんがいるご家庭だと、リビングを子供の遊び場としているケースがよく見られます。
このような場合でもリビングに間仕切りをすれば、子供が安心して遊べるキッズスペースとして使えます。
キッチンやリビングから子供の様子がうかがえますし、空間を分けることで、おもちゃがリビングに散乱するのも防げます。

また近年は、働き方改革の推進やコロナウイルスの影響もあり、在宅ワークをする人が増えています。
自室や書斎がない場合でも、生活空間であるリビングに間仕切りを作ることでワークスペースを確保できます。

収納として活用できる

ものが増えがちなリビングも、間仕切りをつければ収納スペースとしても活用できます。

家族が集まるリビングは、いつも居心地のよい空間にしたいものです。
しかし生活の拠点となるリビングだからこそ、知らず知らずのうちにものが溢れて生活感が丸出しになってしまうことも。
リビングに間仕切りをして目隠しできる収納スペースを作っておけば、リビングはいつも片付いた状態をキープできます。

エアコンの効率がアップする

間仕切りは、エアコン効率を上げるのにも役立ちます。

間仕切りによってリビングがコンパクトになれば、部屋の温度調節にかかる時間も短縮ができます。
部屋を素早く適温にでき、エアコン代の節約にもなるでしょう。

また、リビングはキッチンの熱が伝わりやすい場所です。
リビングとキッチンを間仕切りすれば、調理によって発生した熱がリビングに流れてくるのを防げます。

ただし、キッチン側が暑くなりすぎないように、換気方法も併せて検討しましょう。

リビングを間仕切りするデメリット

リビングの間仕切りは空間を有効活用できる一方で、次のようなデメリットもあります。

空間が狭くなる

リビングを間仕切りするということは、その分だけリビングとして使える空間が狭くなるということです。
「個室を増やせる」というメリットがデメリットにもなり得るため、間仕切りをする目的や用途に応じて十分に検討することが大切です。

費用がかかる

リビングを間仕切りするとなると、設置のための材料費と作業費がかかります。
間仕切りの方法によって設置費用はさまざまですが、およその目安は数万円~数十万円程度でしょう。

また間仕切りしたスペースにも照明や空調設備などが必要な場合は、その分別途費用がかかります。

リビングを間仕切りする方法と費用

リビングを間仕切りする方法は、主に次の6つです。

・リフォームで壁を作る
・可動式間仕切りを設置する
・段差・床の色や素材でゆるく空間を分ける
・アコーディオンカーテンを設置する
・ロールスクリーン・カーテンを使う
・家具で間仕切りをする

それぞれのやり方と費用について、順に見ていきましょう。

リフォームで壁を作る

思春期の子供部屋など、プライバシー性を大切にしたい場合は「リフォームで壁を作る」という方法もあります。
ただしいったん設置した間仕切り壁は、簡単には取り外せません。
間仕切り壁を壊す時には新たに撤去費用が発生するため、設置については将来を見据えてしっかりと検討する必要があるでしょう。

間仕切り壁のリフォームにかかる費用の目安は、10~25万円程度です。

リフォームで可動式間仕切りを作る

リビングを間仕切りするなら「可動式間仕切り」の設置もおすすめです。
可動式間仕切りとは自由に移動できる間仕切りのことで、折り戸式や引き戸式などさまざまなタイプがあります。
ガラス窓がついた可動式間仕切りの場合は「パーテーション」と呼ぶケースも少なくありません。

可動式間仕切りは簡単に取り外しができるものもあり、可変性の高さからライフスタイルの変化にも対応しやすいという特徴があります。

可動式間仕切りのリフォームにかかる費用の目安は、20~50万円程度です。

段差・床の色や素材でゆるく空間を分ける

「間仕切りをしたいけれど圧迫感が出るのは避けたい」という場合は、段差や床の色・素材で空間を分けてみましょう。

リビングエリアを1段下げたダウンフロアにすると、プライベートな雰囲気がより高まり、キッチンやダイニングとゆるく空間を分けることが可能です。

床の色を変えたり、素材をフローリングとフロアタイルで区切ったりすれば、壁がなくても別空間である認識が生まれるでしょう。

広々としたリビングを維持したまま空間を分けたい場合や部屋の中心付近を仕切りたい場合に、おすすめの方法です。

ダウンフロアをつくるのにかかる費用は、1畳あたり5〜8万円が相場です。
異なる床材を使用する場合、費用は使用する素材や範囲によって異なります。
目安としては、フローリングからフロアタイルに張り替えた場合で、1畳あたり1〜2万円です。

アコーディオンカーテンを設置する

手軽にリビングを間仕切りしたいなら、アコーディオンカーテンを設置する方法があります。
アコーディオンカーテンは伸び縮みするため開閉が楽で、設置後も容易に取り外しできるという特徴があります。

アコーディオンカーテンは、天井に「レール」や「吊りパイプ」を設置して取り付けます。

・レールの場合:天井から床まで完全に仕切られた空間になる
・吊りパイプの場合:パイプの長さ分だけ天井部に空間ができるので圧迫感が少ない

アコーディオンカーテンは、素材やサイズによって金額が大きく変わります。
設置費用の目安は、1~20万円程度です。

ロールスクリーン・カーテンを使う

間仕切りの目的が目隠しの場合、ロールスクリーンやカーテンなどを使う方法もおすすめです。
天井にロールスクリーンのメカ部分やレールを埋め込めば、上部から目隠しができます。

壁や可動式間仕切りのように下まですべて塞いでしまわない点が、ロールスクリーン・カーテンのメリットです。
長さの調整ができるため「通風を確保したい」「子どもの様子がわかるようにしたい」といった方に適しています。

ロールスクリーンとカーテンの設置費用は、8,000〜10,000円が相場です。

家具で間仕切りをする

家具でリビングを間仕切りする方法もあります。

家具での間仕切りは、収納力アップにも繋がります。
たとえば、背の高い本棚で間仕切りをすれば、本の収納と目隠し効果の両立が可能です。
キッチンとダイニングを間仕切るのにアイランドカウンターを使えば、料理の効率も上がります。

また、既存の家具で間仕切りをする場合は、家具を移動させるだけで済みます。
空間の広さを変えず、費用もかかりません。
手軽に間仕切りを叶えたい方は、検討してみてください。

リビングには可動式間仕切りがおすすめ

間仕切りにはいくつかの方法があるため、予算と目的を十分考慮した上で最適な方法を選ぶことが重要です。
もしもリビングの間仕切り方法に迷ったら、臨機応変に対応できる「可動式間仕切り」を検討してみてはいかがでしょうか。

空間のレイアウトが自由自在

さまざまな使い方をするリビングでは、シーン別に柔軟に対応できる可動式間仕切りがおすすめです。
例えば、普段は間仕切りを閉めてコンパクトにリビングを使い、来客時には間仕切りを全開にしてリビングを広くするという使い方もできます。

簡単な工事で設置可能

可動式間仕切りは、比較的簡単な工事で設置できます。
「アコーディオンカーテンでは簡易的すぎる」「リフォームで壁を作ってしまうのは抵抗がある」という場合は、自由度の高い可動式間仕切りがおすすめです。

可動式間仕切りは必要に応じてレイアウトの変更ができて、将来的に必要がなくなった時でも簡単に取り外しができます。

可動式間仕切り設置のリフォーム事例

ここでは、可動式間仕切りを使った遠鉄のリフォームの事例を2つご紹介します。

半分をリビング、もう半分はプライベートルームに!(浜松市:O様邸)

After
ご依頼主様のリビングは22帖と広く、冷暖房の効率や使い勝手を考慮した上で間仕切りのご提案をさせていただきました。
間仕切りを設置後、半分はリビングとして、残りの半分は自身のプライベートルームとして活用中です。

普段は間仕切りをオープンにしてリビングを広く使っていますが、来客時には間仕切りをさっと閉めてプライバシーを守れるため、とても便利だとご好評をいただいております。

施工事例の詳細はこちら

プライベートを確保しつつ、団らんできるLDK空間(浜松市:M様邸)

Before
After
施工内容 ・室内大規模リノベーション工事
・駐車場工事
工事期間 2ヶ月半
使用商材 ・キッチン:クリナップ STEDIA
・浴室:TOTO サザナ 1216
・洗面化粧台:クリナップ ファンシオ W750
・トイレ:LIXIL アメージュZA
・建具建材:LIXILラシッサ
築年数 44年
工事費用 約1100万円
※本事例では間仕切りの設置を含めた室内大規模リノベーション工事を行っています。

ご依頼主様は親御様との同居を機に、リビングを中心としたリフォームを希望していました。
親御様との生活時間帯が異なるため、互いのプライベートを確保しながらも一家団らんができる可動式間仕切りをご提案。
可変性の高い間仕切りにより、二世帯でも使い勝手のよいリビングに生まれ変わりました。

施工事例の詳細はこちら

まとめ

リビングを間仕切りするメリット・デメリットは次のとおりです。

【メリット】
・個室が増やせる
・収納部屋として使える


【デメリット】
・リビングの空間が狭くなる
・設置費用がかかる

空間を間仕切りする方法はいくつかありますが、リビングには自由度の高い「可動式間仕切り」がおすすめです。
可動式間仕切りは簡単な工事で設置ができて、空間のレイアウトも自由自在です。
リビングの間仕切りについてお考えなら、まずは信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。
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