リフォーム研究室
マイホームも何年か経つと、経年劣化で外壁の汚れや色あせが気になってきます。
「思い切って塗装しようかな?」と考えたとき、工事期間について気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では外壁塗装にかかる期間の目安や工事の流れ、塗装期間中の注意点についても解説します。
外壁塗装の期間はどれくらい?
外壁塗装にかかる期間は「戸建て・アパート・マンション」のいずれかによって異なります。
一般的な戸建てで約2週間ですが、アパートやマンションだと施工面積が大きくなることから、期間はさらに長くなります。
それぞれの作業日数の目安についてみてみましょう。
一般的な戸建てで約2週間ですが、アパートやマンションだと施工面積が大きくなることから、期間はさらに長くなります。
それぞれの作業日数の目安についてみてみましょう。
一戸建ての外壁塗装
戸建ての場合は、外壁塗装の期間は2週間程度が目安です。
ただし外壁の面積や屋根塗装の有無、天候や作業する職人の人数などによって日数は前後します。
ただし外壁の面積や屋根塗装の有無、天候や作業する職人の人数などによって日数は前後します。
アパートの外壁塗装
アパートの外壁塗装にかかる期間は、約3週間です。
修繕規模は戸建てと大差ありませんが、塗装面積が増える分だけ作業日数も多くなります。
修繕規模は戸建てと大差ありませんが、塗装面積が増える分だけ作業日数も多くなります。
マンションの外壁塗装
マンションの外壁塗装期間は、マンションの規模によって異なります。
戸数が50世帯未満なら2~3か月前後、50世帯以上だと6か月くらいかかることもあります。
作業工程や内容は戸建て・アパートと変わりませんが、マンションの場合は大規模修繕工事となるため、塗装期間も長くなります。
戸数が50世帯未満なら2~3か月前後、50世帯以上だと6か月くらいかかることもあります。
作業工程や内容は戸建て・アパートと変わりませんが、マンションの場合は大規模修繕工事となるため、塗装期間も長くなります。
外壁塗装の作業の流れ・期間の目安
塗装工事の開始から終了まで、工程ごとの日数と作業内容についてみていきましょう。
今回は一般的な戸建て住宅のケースで解説します。
今回は一般的な戸建て住宅のケースで解説します。
①【1日目】足場の設置
最初におこなうことは、足場の設置作業です。
2階部分や屋根など高所もきれいに塗装できるよう、足場は必ず設置します。
高圧洗浄中の水や塗料が周囲に飛散することを避けるため、組み立てが完了した足場に保護シートを張ります。
足場の設営・解体は、足場設置の専門会社が入るケースもあります。
2階部分や屋根など高所もきれいに塗装できるよう、足場は必ず設置します。
高圧洗浄中の水や塗料が周囲に飛散することを避けるため、組み立てが完了した足場に保護シートを張ります。
足場の設営・解体は、足場設置の専門会社が入るケースもあります。
②【2~3日目】高圧洗浄
壁面の汚れやホコリ、カビや藻、古い塗膜などを除去するために高圧洗浄をおこないます。
洗浄にかかる期間は半日~1日程度で、洗浄後の乾燥期間として更に1~2日が必要です。
壁に汚れや古い塗膜が残ったままだと、塗料の密着性が低くなってしまいます。
高圧洗浄を怠ると、外壁塗装の耐用年数が短くなることもあります。
洗浄にかかる期間は半日~1日程度で、洗浄後の乾燥期間として更に1~2日が必要です。
壁に汚れや古い塗膜が残ったままだと、塗料の密着性が低くなってしまいます。
高圧洗浄を怠ると、外壁塗装の耐用年数が短くなることもあります。
③【4日目】養生・下塗り
玄関ドアや窓、サッシなどに塗料がつかないよう、塗装場所以外は保護シートやテープを張って養生します。
養生が終わると、次に「下塗り」という作業に入ります。
塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3つの工程があります。
下塗りには、シーラーやプライマーと呼ばれる下塗り塗料を使用します。
下塗りは、中塗り・上塗り塗料の密着性を高める役割があります。
塗装をきれいに仕上げるためにも、下塗りは欠かせない工程です。
養生が終わると、次に「下塗り」という作業に入ります。
塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3つの工程があります。
下塗りには、シーラーやプライマーと呼ばれる下塗り塗料を使用します。
下塗りは、中塗り・上塗り塗料の密着性を高める役割があります。
塗装をきれいに仕上げるためにも、下塗りは欠かせない工程です。
④【5~9日目】塗装(中塗り・上塗り)
下塗りが終わると、中塗り・上塗り作業へと進みます。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用することから「上塗りの2回塗り」と呼ばれることもあります。
製品の指示書通りに塗料を調合・塗布した後、しっかりと乾燥させます。
中塗りの塗装が乾いたら、仕上げの上塗り作業へ進みます。
しっかりと乾燥させた塗装に重ね塗りすることで、ムラのないきれいな塗膜に仕上がります。
屋根の塗装も、基本的には外壁と同じ工程で進行します。
「下塗り・中塗り・上塗り」の各工程に1日ずつかかるため、外壁と屋根を合わせた下塗り~上塗りまでの全日数は5~9日間くらいが目安です。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用することから「上塗りの2回塗り」と呼ばれることもあります。
製品の指示書通りに塗料を調合・塗布した後、しっかりと乾燥させます。
中塗りの塗装が乾いたら、仕上げの上塗り作業へ進みます。
しっかりと乾燥させた塗装に重ね塗りすることで、ムラのないきれいな塗膜に仕上がります。
屋根の塗装も、基本的には外壁と同じ工程で進行します。
「下塗り・中塗り・上塗り」の各工程に1日ずつかかるため、外壁と屋根を合わせた下塗り~上塗りまでの全日数は5~9日間くらいが目安です。
⑤【10日目:最終日】足場解体・撤収作業
塗装が終わると、まずは施工会社と職人で塗装の仕上がりをチェックします。
その後施主を含めた最終確認をおこない、とくに問題がなければ足場を解体・撤収して塗装工事は完了です。
塗装のムラなど気になる点があれば、最終確認の際に必ず伝えましょう。
足場を解体してからでは、手直しが難しくなってしまいます。
その後施主を含めた最終確認をおこない、とくに問題がなければ足場を解体・撤収して塗装工事は完了です。
塗装のムラなど気になる点があれば、最終確認の際に必ず伝えましょう。
足場を解体してからでは、手直しが難しくなってしまいます。
外壁塗装の期間が延びるケース
ご紹介した塗装期間はあくまで目安であり、必ず予定期間内に終わるとは限りません。
次のような理由で、作業が長引くこともあります。
次のような理由で、作業が長引くこともあります。
天候が悪い場合
外壁塗装は屋外作業のため、天候に左右されることも多いです。
下塗り・中塗り・上塗りの工程には「乾燥」も含まれるため、とくに雨や雪だと作業が遅れやすくなります。
風が強いときも、塗装を中断することがあります。
ホコリやゴミが塗装面に付着したり、強風で塗料が隣家に飛散したりすることを防ぐためです。
雨天でも作業を継続するケースはありますが、一般的には激しい雨や強風の場合は塗装を延期することが多いでしょう。
下塗り・中塗り・上塗りの工程には「乾燥」も含まれるため、とくに雨や雪だと作業が遅れやすくなります。
風が強いときも、塗装を中断することがあります。
ホコリやゴミが塗装面に付着したり、強風で塗料が隣家に飛散したりすることを防ぐためです。
雨天でも作業を継続するケースはありますが、一般的には激しい雨や強風の場合は塗装を延期することが多いでしょう。
建物の傷みが激しい場合
外壁の汚れや傷みが激しいと、塗装前の下地処理に時間を要します。
壁にヒビが入っていたりコーキング材が劣化したりしている場合は、塗装前に補修をおこないます。
高圧洗浄で落とせなかった古い塗膜剥がれについても、ヘラやサンドペーパーなどで丁寧にこそぎ落とす作業が必要です。
壁にヒビが入っていたりコーキング材が劣化したりしている場合は、塗装前に補修をおこないます。
高圧洗浄で落とせなかった古い塗膜剥がれについても、ヘラやサンドペーパーなどで丁寧にこそぎ落とす作業が必要です。
外壁塗装と屋根塗装は同時に行ったほうがいい?
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、さまざまなメリットが期待できます。
しかし、それぞれの塗装を同時に行う場合には、注意しておくべきポイントもあります。
メリットとデメリットの両方を理解して、ご自宅の屋根や外壁の状態に合わせた方法を選ぶことが大切です。
ここからは外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット、デメリットについて解説します。
しかし、それぞれの塗装を同時に行う場合には、注意しておくべきポイントもあります。
メリットとデメリットの両方を理解して、ご自宅の屋根や外壁の状態に合わせた方法を選ぶことが大切です。
ここからは外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット、デメリットについて解説します。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット
費用が安くなる
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、足場の設置が1回で済むため、それぞれの塗装を別々に行うよりも費用が安くなるのが一般的です。足場の設置費用は、一戸建ての場合で20~30万円前後が目安です。
外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、その都度足場の設置費用が発生してしまうのです。
関連記事:
外壁塗装の足場費用はどれくらい?足場の役割や種類を解説
依頼の手間が省ける
外壁塗装や屋根塗装では、見積や塗装業者との打ち合わせ、日程調整などさまざまな依頼作業が発生します。外壁塗装と屋根塗装を、同時に同じ塗装業者に依頼すれば、面倒な依頼作業を省くことができ、効率的に作業を進められます。
住まいが一新された印象になる
家の外観は、外壁や屋根の色に大きく左右されます。外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、外観デザインが一新され、住まいがリフレッシュされた印象になるでしょう。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うデメリット
まとまった費用が必要になる
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合、それぞれを別に行うよりも、足場設置費用が節約できると解説しました。しかし、トータルでの費用は安くなるものの、同時に塗装を行う際は、外壁と屋根それぞれを塗装するため、まとまった費用が必要になります。
工期が長くなる
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う場合は、作業工程が増えるため、工期も長くなります。一般的には、外壁塗装のみの日数に加えて、3~4日前後プラスされると想定しておきましょう。
外壁塗装の費用相場
外壁・屋根塗装の費用は、一般的な一戸建てで「100万円~」が相場です。
この費用には、施工費用や塗料代に加えて、足場設置費用も含まれています。
また外壁・屋根塗装の費用は、家の大きさや使用する塗料の種類、足場の種類などによって前後するため、塗装を検討している方は、詳細な見積もりを依頼して検討しましょう。
関連記事:
外壁塗装の塗料の種類を徹底解説!選び方のポイントもご紹介
この費用には、施工費用や塗料代に加えて、足場設置費用も含まれています。
また外壁・屋根塗装の費用は、家の大きさや使用する塗料の種類、足場の種類などによって前後するため、塗装を検討している方は、詳細な見積もりを依頼して検討しましょう。
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外壁塗装は立ち合いが必要?
外壁塗装は、2週間前後の日数がかかるリフォームです。
しかしこの期間中、常に立ち合いが必要なわけではなく、自宅を留守にしていても問題ない期間もあります。
立ち合いが必要になるのは、以下のタイミングです。
・足場設置前の確認
・塗装後の完了検査
足場を設置する際には、障害物を移動させる必要があります。
例えば、家の敷地内に置かれている自転車や植木鉢などが、足場設置の障害になると考えられます。
しかし、塗装会社の判断でものを勝手に動かすことができないため、依頼主の立ち合いが求められるのです。
また、作業が完了した際の「完了検査」にも、必ず立ち会いましょう。
完了検査では、塗り残しや塗料汚れの有無などを確認します。
何か気になる部分があれば、完了検査の際に伝えて、対応してもらいましょう。
しかしこの期間中、常に立ち合いが必要なわけではなく、自宅を留守にしていても問題ない期間もあります。
立ち合いが必要になるのは、以下のタイミングです。
・足場設置前の確認
・塗装後の完了検査
足場を設置する際には、障害物を移動させる必要があります。
例えば、家の敷地内に置かれている自転車や植木鉢などが、足場設置の障害になると考えられます。
しかし、塗装会社の判断でものを勝手に動かすことができないため、依頼主の立ち合いが求められるのです。
また、作業が完了した際の「完了検査」にも、必ず立ち会いましょう。
完了検査では、塗り残しや塗料汚れの有無などを確認します。
何か気になる部分があれば、完了検査の際に伝えて、対応してもらいましょう。
外壁塗装期間中の注意点
外壁塗装期間中は、いくつか注意することがあります。
工事が始まってから慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
工事が始まってから慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
洗濯物を外に干せない
塗装をしている間は、屋外に洗濯物を干せません。
作業中に飛散した塗料が付着することを防ぐためです。
全面塗装ではない場合、塗装をしていない壁側に洗濯物を干せる場合もあります。
しかし塗料の臭いが移ってしまうこともあるため、できれば洗濯物は室内で干したほうがよいでしょう。
作業中に飛散した塗料が付着することを防ぐためです。
全面塗装ではない場合、塗装をしていない壁側に洗濯物を干せる場合もあります。
しかし塗料の臭いが移ってしまうこともあるため、できれば洗濯物は室内で干したほうがよいでしょう。
窓を開けての換気が難しい
外壁塗装工事では、次の期間中は窓の開閉ができません。
・高圧洗浄中
・外壁塗装中
高圧洗浄中は、室内に水が入らないように窓を閉めて施錠し、換気口も忘れずに閉じます。
また塗装期間中は窓やサッシに養生が施されるため、特別な理由がなければ閉めたままになるでしょう。
塗装期間中は窓を開けての換気ができないため、換気扇や空気清浄機、エアコンなどを活用しましょう。
(※エアコンの室外機を養生シートなどで覆ってしまうことはありません)
・高圧洗浄中
・外壁塗装中
高圧洗浄中は、室内に水が入らないように窓を閉めて施錠し、換気口も忘れずに閉じます。
また塗装期間中は窓やサッシに養生が施されるため、特別な理由がなければ閉めたままになるでしょう。
塗装期間中は窓を開けての換気ができないため、換気扇や空気清浄機、エアコンなどを活用しましょう。
(※エアコンの室外機を養生シートなどで覆ってしまうことはありません)
外壁塗装前に近隣住宅に挨拶を
塗装期間中は、作業車両の通行や騒音、塗料の臭いなどで近隣住民にも影響を与えます。
トラブルを避けるためにも、ご近所には事前に挨拶をしておきましょう。
近隣への挨拶回りは、施工会社が一緒におこなうこともあります。
トラブルを避けるためにも、ご近所には事前に挨拶をしておきましょう。
近隣への挨拶回りは、施工会社が一緒におこなうこともあります。
外壁塗装のリフォーム事例
ここからは、遠鉄のリフォームが手がけた外壁塗装のリフォーム事例を紹介します。
ぜひ住まいのリフォームの参考にしてください。
ぜひ住まいのリフォームの参考にしてください。
光沢が美しい外壁に(浜松市 F様邸)
施工内容 | ・外壁塗装工事 ・シーリング打替工事 |
工事期間 | 1ヶ月 |
使用商材 | ・AGC ルミステージGT |
築年数 | 約18年 |
工事費用 | 約210万円 |
築18年を経過していたF様邸は、外壁の色あせやひび割れが目立つ状態となっていました。
そこで、15~20年以上の長期間にわたって美しい光沢と十分な性能を保つといわれている高耐久のフッ素塗料をご提案。
耐久性の高い塗料を使用することで、塗り替え回数を減らして、生涯でかかるメンテナンス費用を削減することが可能です。
色あせも隠れ、今までよりワントーン明るい外壁カラーに仕上がりました。
施工事例の詳細はこちら
外観の雰囲気をガラッと一新(磐田市 I様邸)
施工内容 | ・外壁、屋根塗装工事 ・ベランダ防水工事 ・笠木、雨樋補修工事 |
工事期間 | 1ヶ月 |
使用商材 | 遠鉄Eコートシリコン塗料 |
築年数 | 25年 |
工事費用 | 約120万円 |
落ち着きのある雰囲気とともに、近隣の住宅とは違った印象に仕上げたい、というお客様のご要望をもとに、ダークグレーをベースとしたデザインをご提案しました。
外壁・屋根の塗装に加えて、ベランダの防水工事も実施しました。
施工事例の詳細はこちら
まとめ
外壁塗装にかかる期間は、一般的な戸建てで2週間程度が目安です。
アパートは約3週間前後、マンションの場合は世帯数によっては6ヶ月程度かかることもあるでしょう。
塗装期間中は「洗濯物を外に干せない」「窓を開けられない」など、不便を感じることもあります。
不明な点や要望などは、施工会社に相談すれば対応策をアドバイスしてもらえるでしょう。
静岡県西部のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
戸建・マンションのキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面など、住まいのあらゆるお悩みに確かな技術と魅力的なプランでお応えします。
■リフォーム施工事例を見る
https://www.entetsureform.com/works/
■お客様の声を見る
https://www.entetsureform.com/voice/