リフォーム研究室
家の外壁は人目につきやすいため、塗り替えの際は慎重になる人も多いのではないでしょうか。
外壁塗装には美観を保つだけではなく、風雨や紫外線から家を守るという役割があります。
この記事では外壁塗装の耐用年数や塗料の種類のほか、塗装を長持ちさせるポイントについても解説します。
外壁塗装には美観を保つだけではなく、風雨や紫外線から家を守るという役割があります。
この記事では外壁塗装の耐用年数や塗料の種類のほか、塗装を長持ちさせるポイントについても解説します。
外壁塗装の耐用年数
外壁塗装の塗り替え時期は、一般的に「10年が目安」とされています。
しかし塗装の耐用年数は一律ではなく、使用する塗料の種類によって異なります。
塗装に使われる代表的な塗料は「アクリル系塗料・ウレタン系塗料・シリコン系塗料・フッ素系塗料」の4種類です。
次の表は、各塗料の耐用年数の目安です。
耐用年数が短い順に並べると「アクリル系<ウレタン系<シリコン系<フッ素系」となります。
塗料ごとのメリット・デメリット、特徴についてみてみましょう。
しかし汚れやすく耐久性が低いため、現在は外壁塗装にはあまり使われていません。
ただし紫外線には弱く、変色しやすいというデメリットがあります。
塗る素材によっては密着性が悪いこともあります。
商業施設などによく使われており、一度塗装すると長期間きれいな外壁をキープできます。
しかし塗装の耐用年数は一律ではなく、使用する塗料の種類によって異なります。
耐用年数のポイントは「塗料」の種類
塗料にはいくつかの種類があり、主原料である「合成樹脂」の違いにより耐用年数が変わります。塗装に使われる代表的な塗料は「アクリル系塗料・ウレタン系塗料・シリコン系塗料・フッ素系塗料」の4種類です。
次の表は、各塗料の耐用年数の目安です。
【塗料別】耐用年数の一覧
塗料の種類 | 耐用年数 |
アクリル系塗料 | 5~7年 |
ウレタン系塗料 | 6~8年 |
シリコン系塗料 | 8~10年 |
フッ素系塗料 | 13~15年 |
耐用年数が短い順に並べると「アクリル系<ウレタン系<シリコン系<フッ素系」となります。
塗料ごとのメリット・デメリット、特徴についてみてみましょう。
アクリル系塗料
「価格が安い」「発色がよくカラーバリエーションが豊富」という特徴があります。しかし汚れやすく耐久性が低いため、現在は外壁塗装にはあまり使われていません。
ウレタン系塗料
柔軟性があるためヒビが入りにくく、色や種類も豊富です。ただし紫外線には弱く、変色しやすいというデメリットがあります。
シリコン系塗料
「耐久性・機能性・コストパフォーマンス」のバランスがよく、人気の高い塗料です。塗る素材によっては密着性が悪いこともあります。
フッ素系塗料
耐久性が高いためメンテナンスが楽で、耐用年数はシリコン系塗料の約1.5倍です。商業施設などによく使われており、一度塗装すると長期間きれいな外壁をキープできます。
外壁塗装の耐用年数に影響を与える要因
外壁塗装の耐用年数は、周囲の環境や使用する素材によっても変わります。
・ 家の立地や周囲の環境
・ 外壁材の種類
・ 施工のやり方
上記の3つについて解説します。
日当たりがよい南側に建つ住宅は、紫外線にさらされる時間が長いので色あせしやすい傾向があります。
また北側に面した日当たりの悪い外壁は、じめじめとしていてカビや藻が発生しやすいでしょう。
常に潮風にさらされる海沿いに建つ家も、塗装の劣化が早いといえます。
紫外線や雨風以外にも、周辺の交通事情も外壁塗装に影響を与えます。
例えば住宅周辺の交通量が多いと、車の排気ガスで壁に汚れがつきやすいでしょう。
車の振動が頻繁に壁に伝わることで、外壁にクラック(亀裂やヒビ割れ)が生じることもあります。
【おもな外壁材の耐用年数の目安】
それぞれの外壁材の特徴については、次のとおりです。
職人の手作業なので細部まで丁寧な仕上げができますが、その分時間がかかりやすく、費用も高額になりがちです。
おしゃれなデザインが多く、国内の新築戸建ての外壁シェア率80%以上という人気の外壁材です。
工場で生産されたボードを張り合わせるので、広い面積を短期間に、比較的低コストで仕上げられます。
高温高圧加工された素材は内部に気泡を含み、コンクリートですが「とても軽い」という特徴があります。
断熱性・耐火性・耐久性が高く、内部の気泡が音を吸収するため遮音性も高い外壁材です。
鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の建物に使われていて、非常に強度が高い外壁材です。
コンクリート壁は、防火性や防音性にすぐれています。
しかし外気の影響を受けやすいことや、気密性の高さから結露が生じやすいことがデメリットです。
高圧洗浄や塗料を定着させるための下地処理、3回にわたる重ね塗り(下塗り・中塗り・上塗り)など、外壁塗装の基本に忠実でなければ耐用年数は短くなってしまいます。
・ 家の立地や周囲の環境
・ 外壁材の種類
・ 施工のやり方
上記の3つについて解説します。
建物の立地や周辺環境
家の立地や周囲の環境は、外壁塗装の耐用年数に大きく影響を与えます。日当たりがよい南側に建つ住宅は、紫外線にさらされる時間が長いので色あせしやすい傾向があります。
また北側に面した日当たりの悪い外壁は、じめじめとしていてカビや藻が発生しやすいでしょう。
常に潮風にさらされる海沿いに建つ家も、塗装の劣化が早いといえます。
紫外線や雨風以外にも、周辺の交通事情も外壁塗装に影響を与えます。
例えば住宅周辺の交通量が多いと、車の排気ガスで壁に汚れがつきやすいでしょう。
車の振動が頻繁に壁に伝わることで、外壁にクラック(亀裂やヒビ割れ)が生じることもあります。
建物の外壁材
外壁塗装の寿命は、使用する外壁材の耐用年数にも関係します。【おもな外壁材の耐用年数の目安】
外壁の種類 | 耐用年数 |
モルタル壁 | 30年程度 |
サイディング壁 | 20~40年程度 |
ALC壁 | 60年程度 |
コンクリート壁 | 60~100年程度 |
それぞれの外壁材の特徴については、次のとおりです。
モルタル壁
モルタル壁は「砂・セメント・水」を混ぜ合わせた素材を外壁に塗った壁です。職人の手作業なので細部まで丁寧な仕上げができますが、その分時間がかかりやすく、費用も高額になりがちです。
サイディング壁
サイディング壁は、板状の外装材を張り合わせた外壁です。おしゃれなデザインが多く、国内の新築戸建ての外壁シェア率80%以上という人気の外壁材です。
工場で生産されたボードを張り合わせるので、広い面積を短期間に、比較的低コストで仕上げられます。
ALC壁
ALC壁は「軽量気泡コンクリート」という素材の壁で、主原料は珪石やセメント、生石灰などです。高温高圧加工された素材は内部に気泡を含み、コンクリートですが「とても軽い」という特徴があります。
断熱性・耐火性・耐久性が高く、内部の気泡が音を吸収するため遮音性も高い外壁材です。
コンクリート壁
コンクリート壁は「水・セメント・砂・砂利」を混ぜたものでできています。鉄筋コンクリート造(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)の建物に使われていて、非常に強度が高い外壁材です。
コンクリート壁は、防火性や防音性にすぐれています。
しかし外気の影響を受けやすいことや、気密性の高さから結露が生じやすいことがデメリットです。
施工のやり方
いくら耐久性が高い塗料を使っていても、施工のやり方が雑だと塗装は長持ちしません。高圧洗浄や塗料を定着させるための下地処理、3回にわたる重ね塗り(下塗り・中塗り・上塗り)など、外壁塗装の基本に忠実でなければ耐用年数は短くなってしまいます。
外壁塗装を長持ちさせるコツ
塗装を長持ちさせるコツは、適切な塗料を選ぶことや劣化のサインを見逃さないことです。
外壁塗装の耐用年数は目安であり、メンテナンスを怠ると塗装の寿命が短くなってしまいます。
また施工会社選びも、塗装の仕上がりに大きく影響します。
外壁塗装を長持ちさせるポイントについて、順番にみていきましょう。
しかし塗り替えの頻度が少ない分、トータルで考えるとお得な場合もあります。
高くても長持ちする塗料か、機能性や費用など総合的にバランスのとれた塗料か、塗り替えサイクルと予算を考えたうえで適切な塗料を選びましょう。
汚れや傷を放置したまま劣化が進むと、見栄えが悪いだけではなく、雨漏りや断熱効果の低下など建物自体にも影響がでます。
【外壁塗装の劣化のサイン】
・ チョーキング
・ コーキングの切れ
・ 壁のヒビ割れ
・ 塗膜の浮き・剥がれ
・ 外壁の色あせ
・ 壁の藻・カビ
これらの症状があれば、早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。
外壁塗装の塗り替え時期については、こちらの記事をご覧ください。
壁に付着したホコリや砂なども、蓄積すると落としにくくなります。
汚れがひどくならないうちに掃除をすることが、塗装を長持ちさせるポイントです。
自分で掃除するのが難しい場合は、費用はかかりますが専門のリフォーム会社やクリーニング会社に依頼するのもよいでしょう。
外壁塗装は、信頼できる会社に依頼することが大切です。
【会社選びのポイント】
・ アフターフォローが充実している
・ 塗料の性能に応じた適切な保証がついている
・ 高い実績がある
・ 適正価格である
外壁塗装は大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店や塗装会社などに依頼できます。
ネームバリューのある大手企業が安心と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
地元に根付いた地域密着型の企業であれば、その土地ならではの塗装のポイントなどを熟知していることもあります。
それぞれ独自の特徴があるため、口コミなどを参考にしながらマイホームの条件に合う会社を選びましょう。
塗料によって耐用年数は異なりますが、長持ちさせるためにはこまめなケアと適切なメンテナンスが欠かせません。
日常的な汚れは定期的に掃除をして、傷などがあれば早めの補修をおすすめします。
外壁塗装は、工事のやり方次第で耐用年数が左右されます。
美しい外観を長くキープするためにも、信頼できるリフォーム会社に塗装を依頼しましょう。
外壁塗装の耐用年数は目安であり、メンテナンスを怠ると塗装の寿命が短くなってしまいます。
また施工会社選びも、塗装の仕上がりに大きく影響します。
外壁塗装を長持ちさせるポイントについて、順番にみていきましょう。
適切な塗料選び
耐久性が高い塗料は、1回あたりの塗装の費用が高くなります。しかし塗り替えの頻度が少ない分、トータルで考えるとお得な場合もあります。
高くても長持ちする塗料か、機能性や費用など総合的にバランスのとれた塗料か、塗り替えサイクルと予算を考えたうえで適切な塗料を選びましょう。
こまめな補修
外壁塗装を長持ちさせるには、こまめな補修が大切です。汚れや傷を放置したまま劣化が進むと、見栄えが悪いだけではなく、雨漏りや断熱効果の低下など建物自体にも影響がでます。
【外壁塗装の劣化のサイン】
・ チョーキング
・ コーキングの切れ
・ 壁のヒビ割れ
・ 塗膜の浮き・剥がれ
・ 外壁の色あせ
・ 壁の藻・カビ
これらの症状があれば、早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。
外壁塗装の塗り替え時期については、こちらの記事をご覧ください。
定期的な外壁掃除
外壁についた藻・カビなどは、放置するとどんどん広がる可能性があります。壁に付着したホコリや砂なども、蓄積すると落としにくくなります。
汚れがひどくならないうちに掃除をすることが、塗装を長持ちさせるポイントです。
自分で掃除するのが難しい場合は、費用はかかりますが専門のリフォーム会社やクリーニング会社に依頼するのもよいでしょう。
信頼できるリフォーム会社選び
耐久性の高い塗料を使っても、工事がずさんだと塗装は長持ちしません。外壁塗装は、信頼できる会社に依頼することが大切です。
【会社選びのポイント】
・ アフターフォローが充実している
・ 塗料の性能に応じた適切な保証がついている
・ 高い実績がある
・ 適正価格である
外壁塗装は大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店や塗装会社などに依頼できます。
ネームバリューのある大手企業が安心と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
地元に根付いた地域密着型の企業であれば、その土地ならではの塗装のポイントなどを熟知していることもあります。
それぞれ独自の特徴があるため、口コミなどを参考にしながらマイホームの条件に合う会社を選びましょう。
まとめ
外壁塗装には、美観を保つ以外にも建物の基材を守るという役目があります。塗料によって耐用年数は異なりますが、長持ちさせるためにはこまめなケアと適切なメンテナンスが欠かせません。
日常的な汚れは定期的に掃除をして、傷などがあれば早めの補修をおすすめします。
外壁塗装は、工事のやり方次第で耐用年数が左右されます。
美しい外観を長くキープするためにも、信頼できるリフォーム会社に塗装を依頼しましょう。
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