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外壁塗装の人気色は?失敗しないためのポイントや塗装事例を紹介

リフォームで外壁を塗装する際、どうやって色を決めればよいのでしょうか。
色の好みだけではなく、周囲とのバランスも考える必要があるため「難しい…」と感じる人が多いと思います。

この記事では外壁塗装におすすめの色や、色選びで失敗しないコツについて紹介します。
「仕上がりがイメージと違う…」と後悔しないためにも、外壁塗装の色選びのポイントをチェックしましょう。

外壁塗装でおすすめの人気色は?

定番色から個性が出せる色まで、外壁塗装で人気の6色を紹介します。

ベージュ

落ち着きがあり、温かい印象を与えてくれるベージュは外壁塗装の定番色です。
和洋選ばずどんな家にも合わせやすく、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。

ただし人気色だけに周りで使用している家も多く、個性を出したい人には物足りないかもしれません。

清潔感と高級感が魅力的な白い外壁。
明るく開放的で、洋風の家はもちろん昔ながらの日本家屋にもよく合います。

色あせしにくいですが、ホコリや排気ガスの汚れ、雨だれの跡が目立ちやすいのがデメリットです。
白い外壁にするなら汚れに強い塗料を選びましょう。
汚れが目立ちにくいオフホワイトもおすすめです。

グレー

グレーの外壁はシックで大人っぽい雰囲気を演出できます。
薄いグレーは優しい印象に、濃いグレーは重厚感ある仕上がりになるでしょう。
汚れが目立ちにくいため、お手入れが楽というメリットもあります。

グレーは周囲に馴染みやすい色ですが、少し地味に感じる人もいるかもしれません。
ツートンカラーにしたりアクセントカラーを入れたりと、ひと工夫すると個性あふれるおしゃれな印象となります。

黒の外壁は、都会的でスタイリッシュな印象を与えてくれます。
インパクトのある個性的でおしゃれな家に仕上がるでしょう。

重厚感と高級感があり人気の黒ですが、紫外線を吸収しやすいという特性があります。
そのため夏場は壁が高温となり、塗装が劣化してしまうケースもあります。
外観の美しさをキープするためには、定期的なメンテナンスを行いましょう。

ブラウン

温かみがあり落ち着いた雰囲気のブラウンは、色の幅が広いことが特徴です。
やさしい印象のキャメルブラウンやモダンな雰囲気のダークブラウンなど、イメージに合わせて色味を選びましょう。

ブラウンは汚れが目立ちにくくお手入れも楽ですが、淡い色と比べると光を集めやすいため壁の温度は高くなりがちです。
夏は室内が高温になることもあるため、暑さ対策が必要でしょう

ブルー・ネイビー

ブルーやネイビーの外壁は、明るく爽やかな印象です。
タイルやレンガとの相性もよく、ツートンやアクセントカラーに使用してもおしゃれに仕上がります。

ただしブルーの色味によっては、周りから浮いてしまう可能性もあります。
周囲の景観とのバランスもチェックしながら色味を選択しましょう。

青色は、経年劣化により白っぽい汚れが目立つこともあるため、耐久性の高い塗料を選ぶなどで対応しましょう。

ツートンカラーの組み合わせは?

外壁にメリハリが生まれ、おしゃれな印象のツートンカラー。
ツートンカラーのポイントは「配色のバランス」にあります。
ここでは、おすすめのツートンカラーの組み合わせを3つ紹介します。

白×グレー

「白×グレー」のモノトーンカラーの組み合わせは、シンプルで大人っぽいイメージです。
白一色だと単調なイメージもありますが、グレーと合わせることで、外観に奥行きが生まれます。

ベージュ×ブラウン

「ベージュ×ブラウン」は同系色で相性がよく、あたたかみのある印象になります。
周囲の住宅にも馴染みやすいため、色合わせに迷ったときにおすすめの組み合わせです。

白×黒

「白×黒」のツートンは、スタイリッシュでシックな外観に仕上がります。
少しグレーを混ぜたオフホワイトにすれば、白のイメージを損なわずに汚れが目立ちにくくなります。

高級感のある外壁塗装

外壁塗装の中には、高級感を演出できる塗装もあります。ワンランク上の外観を目指したい方は「多彩仕上げ塗装」や「天然石調塗装」なども検討してみましょう。

多彩仕上げ塗装

多彩仕上げ塗装とは、特殊なローラーを用いることで、2色や3色など複数の色を使用できる塗装方法です。
窯業系サイディングボードの重厚な質感を活かすことができ、高級感のある仕上がりを実現します。

天然石調塗装

天然石調塗装とは、樹脂の中に細かく砕いたセラミックスや天然石を配合した塗料を使用した塗装のことです。
配合されるセラミックスや天然石の種類に応じて、大理石調や御影石調などさまざまな風合いを実現します。

よくある外壁塗装の失敗事

外壁の色味は、マイホームの第一印象を決める重要なポイントです。
しかし、安易に外壁塗装の色を決めてしまうと「こんなはずではなかった」と、後悔してしまう可能性もあります。

外壁塗装で失敗しないためにも、ここからはよくある失敗事例についてチェックしてみましょう。

失敗事例①汚れや経年劣化が目立つ

清潔感のある白は、さわやかな印象に仕上がる外壁カラーですが、汚れが目立ちやすいのがデメリットです。
定期的にメンテナンスを行うことで、きれいな色味をキープできますが、メンテナンスの手間やコストがかかることも事実です。

また鮮やかなブルーやイエロー、グリーンといった外壁カラーは、個性的でインパクトのある外観に仕上がりますが、経年で色味の変化が気になるケースも少なくありません。

失敗事例②仕上がりがイメージと違う

事前に色見本でチェックしていたのに、いざ仕上がってみたら「イメージよりも色味が濃かった」「見本よりも明るくなって、派手な印象になってしまった」という失敗事例もあります。

このような失敗は、外壁カラーの色見本を見ただけで決めてしまった場合に起こりがちです。

失敗事例③周辺環境と比べて浮いてしまう

ご自身が気に入った外壁カラーでも、周囲の住宅との相性で違った雰囲気に見えることもあります。
例えば、落ち着いた雰囲気の外壁が多い住宅街で、1軒だけ奇抜なカラーだと想像以上に目立ってしまうこともあるのです。

外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント

上記でご紹介したような外壁塗装の失敗を避けるためには、押さえておきたい7つのポイントがあります。

ポイント①色見本との違いに注意

塗装の色は色見本だけで決めると、想像とは違う仕上がりになることもあります。
色見本を参考にするときは、次のポイントを押さえましょう。
 

【面積効果による色の錯覚】

同じ色でも、面積によって色の見え方(濃さ)が変わることを「面積効果」といいます。
小さい面積よりも大きい面積の方が「明るい色はより明るく」「暗い色はより暗く」感じるのです。
実際の壁は色見本よりも面積が広いため、イメージしていた色とは違った仕上がりになることがあります。
 

【塗り板サンプルで確認】

色見本だけでは、外壁全体の仕上がりがイメージしにくいこともあります。
色の候補をしぼったら、実際の塗り板サンプルで確認しましょう。
サンプルの色は、室内の灯りよりも太陽光のもとで見たほうが明るく見えます。
最終的に色を決めるときは、屋外でサンプルを壁にあてるなどして、仕上がりをイメージするとよいでしょう。
 

【日当たりや影のでき方】

色の見え方は、表面に反射する光の量で変わります。
そのため晴れの日と曇りの日、日当たりのいい場所と日陰では塗装の色も違って見えます。
施工済みの画像や実際の家を見て、光の当たり方による色の違いをチェックしましょう。
 

ポイント②カラーシミュレーションを活用する

外壁の色を決めるときは、玄関の扉や屋根、窓のサッシとのバランスを考えましょう。
家の屋根は瓦ぶきやスレートぶきなどがあり、形状や素材によって和風・洋風に分かれます。
窓のサッシはアルミ製や樹脂製があり、色はブラックやブロンズ、ホワイトやシルバーなどが一般的です。

ドアや屋根、サッシとの相性も考えながら、全体的に調和のとれたデザインになるよう外壁の色を選びましょう。

ポイント④汚れの目立ちにくさも考慮する

一般的にベージュやグレーは、汚れが目立ちにくい外壁カラーとされています。
しかしベージュやグレーといっても、明るさや鮮やかによってさまざまなカラーがあり、汚れの目立ちにくさにも差があります。
 
好みのカラーが決まったら、外壁塗装を依頼する会社に、汚れや経年劣化の目立ちにくさについてもしっかり確認しておきましょう。
外観の美しさを維持できる色味を提案してもらうのもおすすめです。

ポイント⑤塗料の種類も重要

塗料は種類によって光沢感や耐久性に違いがあるほか、断熱や防水などの機能性も異なります。
色だけではなく、外壁塗装の目的や予算なども考えて塗料を選ぶことが大切です。

関連記事:
外壁塗装の塗料の種類を徹底解説!選び方のポイントもご紹介

ポイント⑥外壁塗装と室内温度の関係を知っておく

一般的に、黒や濃いグレーなどの濃いめの色味は、白やオフホワイトなどに比べて太陽の熱を吸収しやすい傾向にあります。
外壁においても、濃いめの色の外壁は淡い色の外壁に比べて、表面温度が高くなりやすいです。
壁の断熱性が低い場合は、外壁温度が室内の温度に影響を与える場合もあります。

ただし断熱性の高い家であれば、外壁の色による温度の違いは、室内温度にそれほど影響を与えないでしょう。

ポイント⑦近隣との調和を考える

外壁塗装の色を検討する際は、ご自身の好みにプラスして、周辺の住宅との相性もチェックすることが大切です。

地域によっては「景観色彩ガイドライン」により、使用できる外壁の色に制限がある場合もあります。
新築や塗り替えの際は、景観色彩ガイドラインの対象地域ではないか確認をしましょう。

近年の外壁塗装のトレンド

昨今の外壁塗装のトレンドは、グレーやベージュ、オフホワイトといった落ち着きのある色味が、依然として人気を博しています。
さらに、濃いめのグレーやブラックなど、スタイリッシュな外観も人気が高まっています。
個性を演出したい場合は、グレーやベージュといった定番カラーに色味をプラスした「ブルーグレー」や「オレンジベージュ」などがおすすめです。

外壁塗装の事例紹介

外壁塗装の色味でお悩みの場合は、さまざまな事例をチェックしてみるといいでしょう。
ここからは遠鉄のリフォームが手がけた外壁塗装の事例を紹介します。

打ち合わせを重ねて理想の外観に!(磐田市 T様邸)

 
施工内容 外壁塗装工事
工事期間 20日
使用商材 エスケー化研 アートセラクリーン
築年数 約10年
工事費用 約120万円

『多彩色の洋瓦』『ブラックのアイアン手摺』『ブルーのアクセントタイル』といった特徴的なパーツとの調和を図りつつ、建物の南側、東側、北側それぞれ3方向の見栄えも考慮しながら、色目の方向性を決めていきました。

明るくなった白いメイン外壁に、より濃い茶系のアクセントや木々といったエクステリアが、より映えるようになりました。

施工事例の詳細はこちら

厚みのある塗料でより立体感のある外観へ(袋井市 I様邸)

施工内容 外壁塗装工事
工事期間 14日
使用商材 エスケー化研水生セラタイトフッ素
築年数 10年
工事費用 230万円(10年保証メンテナンス工事を含みます。)

せっかく塗装工事を行うなら『長持ちする良い塗料で、艶がある塗料にしたい!』というご希望をいただき、超高耐久の塗料である水性セラタイトフッ素とアートセラクリーンの2パターンに、コストを抑えた高性能塗料であるクリーンマイルドシリコンを加えた3パターンをご案内しました。

最終的には、フッ素の安心感と、艶のある塗料をご希望という点で、水性セラタイトフッ素をお選びいただきました。
とても映える色で、存在感が増しました。

施工事例の詳細はこちら

こだわりの塗装デザイン!(浜松市 O様邸)

施工内容 外壁塗装工事
工事期間 1ヶ月
使用商材 菊水化学 ファインコートシリコン
築年数 15年
工事費用 約120万円

当初よりお客様から「せっかく塗装するのであれば、デザインにこだわりたい」とのご要望がありました。
そこで外壁塗装のカラーシミュレーションを使用し、ご希望のデザインを作り上げていきました。

施工事例の詳細はこちら

外壁塗装で迷ったらリフォーム会社に相談!

外壁塗装は色も種類も豊富なため「自分では決められない!」と思う人も多いでしょう。
色選びに迷ったときは、外壁塗装の実績が豊富なリフォーム会社に相談するのが1番です。
サンプル画像や過去の施工例などをもとに、豊富なカラーバリエーションの中から最適な色を提案してくれるでしょう。 

まとめ

住まいの印象がガラッと変わる外壁塗装。
自分好みのカラーで、おしゃれな外観を演出したいですよね。

ただし外壁の色を好みだけで選んでしまうと後悔することも…。
塗装の色選びはポイントを押さえて、慎重におこないましょう。

【外壁塗装の色選びのポイント】
  • 色見本と実際の色の違いに注意する
  • 屋根やドア・サッシなど付帯部との相性を考える
  • 色だけでなく塗料の耐久性も重要
  • 周辺住宅との調和も考慮する

外壁塗装で悩んだときは、実績豊富なリフォーム会社に相談しましょう。
それぞれの色のメリット・デメリットを踏まえたうえで、最適なカラーを提案してくれるでしょう。
静岡県西部のリフォーム・リノベーションなら、信頼と実績で選ばれる遠鉄のリフォームへ。
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